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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>2

 実際に喧嘩腰になることはないでしょうが(「マネージャングル」のように。あるいは「フリースタイルダンジョン」のように)、だんだんと今「グッドミュージックをやろう。そのためにアンサンブルをちゃんとしよう」という若い人々が増えているので、元々黒人音楽が持っていた勝負の魅了は、コンセプトとしても、アティテュードとしても持ち込もうと思います。それがオーケストラではなくスモールアンサンブルの付加価値でもあるので。

 オムスのあれはジャメイカではトースティングと言うのですが、レコードをかけて、ただその上で歌うことであって、バンド演奏によるトースティングであって、一番のびのびできるわけですね。既知の曲にラップが乗るとドキドキするので、スリリングに感じますが、トースティングはバンドもラッパーものびのびです。song-xxはラップとのスポンタニアスな凌ぎ合いがあるので、かなりスポーティーです。
No.5
68ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 昨日、 QN と JUA くんと3人でリハーサルしてきました。シンガーとバンドではあり得ないやり方ですけど、っていうか、そもそも「ラッパーがメンバーとして組み込まれてるバンド」というのが、どういうリハをやるかというのは、大げさにいうと、世界的に前例がないんですよ。なので、ラッパーでありジャズミュージシャンである、つまりお爺ちゃんであり、孫であるという自分の両義的な属性を生かしまして(笑)、ベストウエイを考えました。    それは、 MC とバンドをパーテしてリハをする、というもので、まあ二重手間なんですけど、一番良い。手順としてはこうなります。    1)細部を詰めずに、ザックリした作曲をする。    2)バンドだけでリハをやり、それを録音して、 MC に送る    3) MC がそれにリリックやフックを考える      と、ここまでなら、 DJ と MC の関係とそんなに変わらないですよね。(2)がデスクトップか、インダステュディオかの違いで。  
ビュロ菊だより
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