• このエントリーをはてなブックマークに追加

菊地成孔さん のコメント

userPhoto
菊地成孔
>>13

 アスに関しては、「がっつり」はやってないですが(笑)書いてます。あれは、ちょうど良い湯加減で伏線が回収され切れていない、という不条理コントギリギリの完成度が素晴らしいと思います。今は、伏線は見事にがっつり回収されるのが当たり前なので。

 町山保安官に対しては、別にそんなに優しいわけではなくて(笑)、Twitterに中毒症状が出てしまっているみたいなんで、やめたほうが良いなと思うばかりですよ。著名人がSNSやって中毒症状(「依存」ではなく、「中毒」ね。アルコール依存症者とアルコール中毒患者には大きな違いがあります)出さずにいられるというのは、かなりの知性が必要です。保安官はもともと知性的ではなく、熱血と心意気が売りの侠気の人じゃないですか、良い意味でバカですよね。そこに可愛げと頼り甲斐があった。ツイッターで論戦すると、バカがバレますし、バレたバカを取り返そうとすると依存が始まり、やがて中毒症状が出ます。依存から中毒へ。という家庭だけとるなら酒と一緒です。天才である大赤塚の命も、大吾妻の命も、大中島の命も酒が奪ったんですよ。大手塚や大蓮實でいられるのは難しい。中毒にならない、あるいは中毒になっても大丈夫な依存物質との共生する知性が必要です。SNSの中毒で命を落とすクリエーターは、僕が知らないだけでもう出ているかもしれないし、必ず出ます。アナロジーとしての死ならば、中町山はもう死んじゃったかもしれない。保安官は真面目だから、勉学を知性と思っています。僕は高卒で、勉学はしていません。その程度でも、ヒルズライフの連載ぐらいにとどめておけば良いの。有識者と一対一になって、それが公開されるSNSは単純に公開処刑の属性を持っているから危険なんですよ。その程度の知性は悪童にも宿ります。

No.16
59ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  SONY さんと TBS さんにリストラを喰らってそろそろ1年が経とうとしています。もうタクシーやコンビニとかで「ラジオ聴いてました」と言われなくなったし、サイン会などでも「またラジオやって下さい」とも言われなくなり、8年間の活動も、現在では動画サイトのコンテンツと書籍にリージョンを移動し、そこで固定に向かっているようです。勿論、オファーもありません。もう僕を、現役のラジオパースナリティだと捉えている業界人も居なくなったでしょう。8年やっても、1年で過去の遺物になります。とても自然なことですし、自然であることは概ね良いことです。  今年は、すっかり音楽家 / 音楽講師 / 著述家に戻りまして  1)基本的には稼働はなく、 GP 的な役割ですが、ファイナルスパンクハッピーのアルバムデビューと初のツアー( pre-release と post-release の2サーキット)  2) DC/PRG の20周年事業(旧譜の再発、サブスク解禁、ツアー、ライブ録音)  3)「花と水」10周年を記念しての「花と水クラシックス」の旺盛な活動  4)「 song XX 」の本格的なデビューと、何度かのライブ  5)(これは早々と 4 月には今年分の全ての演奏を終えましたが)ぺぺトルメントアスカラールの、新曲を導入した絶頂期とも言える状態でのツアー  6)散発的なジャズドミュニスターズの DJ セットライブと、今や長寿番組である「菊地成孔と大谷能生のジャズドミューン」    の、基本的には6本柱(柱としては多いですね・笑)に、バッファロードーターや ELF での客演、東京ザヴィヌルバッハのリユニオンコンサート、現在今まさに進行中のピットイン3 DAYS 等々のイレギュラー、レギュラー入り乱れたライブ、 DJ としてもレギュラーイベント「モダンジャズ・ディスコティーク」のレジデントとして、他にも様々なパーティーでスピンさせて頂き、まだまだ DJ として全然認知されていない、という事実に嬉々としながら楽しんでいます。一番自信があるんだけどなあ、 DJ が(笑)。    
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。