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虎山さん のコメント

 AMラジオのマイクの善人性というのを拝読して、あのラジオ局の大看板を長年背負っていたのが永六輔さんであり(永さんは僕にとってはいわゆる”自分が産まれたときからおじいちゃんだった人”なんですが)、その永さんが番組や浅田飴のCMで最後にはもうとんでもなく可愛い状態で喋っていらしたのを思い出しました。TBSラジオはここ1年くらいでしょうか、トップが変わってなんか改革をやっているという話を聞くのですが、その前長/予兆というか契機として永さんの死があったのだろうとも思いました。

 ハイスキルの者がポップミュージックを作る、といえばその元祖としてオペラにおけるアリアがありますよね。僕もジャズでサキソフォンを吹いているのですが、この前久々に『 Loves You, Porgy』のテーマを吹いてその素晴らしさに改めて感動しました。こちらは作曲のハイスキルですが、簡単は難しいですね。

 サキソフォンいえば、僕は今年に入ってアドリブと作曲のために楽理をきちん勉強しようと思い、こちらの『ゼロ文』も拝聴しております(このために88鍵の電子ピアノも買いました。そしたら学習が楽しくて楽しくて(笑)今日で第76回の視聴を終えました)。これも素晴らしく、いままで、なんとなく、まぁ分かる、楽典も読みもした、でやっていたものが膝を打って理解できるようになりました。ありがとうございます。

 リズムの本については、蓮實さんの『『ボヴァリー夫人』論』を連想します。早く読みたいと思いつつも、いつか読めるのを未来の楽しみの1つとしており、もうすでに楽しいです(笑)

 とそういうことはさて置いても、お書きになられた仕事の量がファンとして嬉しく、また頼もしいです。来年もドーーーン!とご活躍を楽しみにしております!
No.6
52ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  SONY さんと TBS さんにリストラを喰らってそろそろ1年が経とうとしています。もうタクシーやコンビニとかで「ラジオ聴いてました」と言われなくなったし、サイン会などでも「またラジオやって下さい」とも言われなくなり、8年間の活動も、現在では動画サイトのコンテンツと書籍にリージョンを移動し、そこで固定に向かっているようです。勿論、オファーもありません。もう僕を、現役のラジオパースナリティだと捉えている業界人も居なくなったでしょう。8年やっても、1年で過去の遺物になります。とても自然なことですし、自然であることは概ね良いことです。  今年は、すっかり音楽家 / 音楽講師 / 著述家に戻りまして  1)基本的には稼働はなく、 GP 的な役割ですが、ファイナルスパンクハッピーのアルバムデビューと初のツアー( pre-release と post-release の2サーキット)  2) DC/PRG の20周年事業(旧譜の再発、サブスク解禁、ツアー、ライブ録音)  3)「花と水」10周年を記念しての「花と水クラシックス」の旺盛な活動  4)「 song XX 」の本格的なデビューと、何度かのライブ  5)(これは早々と 4 月には今年分の全ての演奏を終えましたが)ぺぺトルメントアスカラールの、新曲を導入した絶頂期とも言える状態でのツアー  6)散発的なジャズドミュニスターズの DJ セットライブと、今や長寿番組である「菊地成孔と大谷能生のジャズドミューン」    の、基本的には6本柱(柱としては多いですね・笑)に、バッファロードーターや ELF での客演、東京ザヴィヌルバッハのリユニオンコンサート、現在今まさに進行中のピットイン3 DAYS 等々のイレギュラー、レギュラー入り乱れたライブ、 DJ としてもレギュラーイベント「モダンジャズ・ディスコティーク」のレジデントとして、他にも様々なパーティーでスピンさせて頂き、まだまだ DJ として全然認知されていない、という事実に嬉々としながら楽しんでいます。一番自信があるんだけどなあ、 DJ が(笑)。    
ビュロ菊だより
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