菊地成孔さん のコメント
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ジム・ジャームッシュの新作(4月3日公開)の試写を見てきました。公開前の映画を酷評すると保安官が逮捕に来るんですが笑、流石にもう僕を逮捕しようとは思わないだろうし(逆に言うと、あん時は逮捕できると思ってたんだからバカの突進力と思い上がりというのは怖いですよね笑)、「評論家による酷評(というか、いろんな形のネガティヴ)」が、一義的に悪意に満ち、興行成績を落とすとは全く思えないので(少なくとも僕のは。見たくなるように書いているので)、只今よりガッツリ悪口芸をご堪能いただきますので、どんだけ腰砕けるか、必ず劇場でご覧ください笑(因みに、ネタバレはやらかしません)。
拙著の宣伝行為はコメ欄にはいささか下品かなと思うんですが、この問題(「映画の宣伝がウエブ化し、<有名人コメント>が極端なインフレ化をたどっている、という惨状」)については、「菊地成孔の映画関税撤廃」という、この間出た本の、「ノーコメント復権の日に向けて〜コメント芸の日々」という章で、つまり一章を割いて(笑)書いていますので、立ち読みでもしていただけるとありがたいです(笑)。1917に対して、生稲さんのコメントを求める。というのは、インフレで頭がバカになっちゃった宣伝担当者の悪ノリだと思いますが、残念ながらこの傾向はしばらく止まらないと思います。
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