菊地成孔さん のコメント
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誕生日がめでたいなんて、もう10年前から消えた感覚ですが笑、今年ばかりは感慨深いですね~。先ほど57になりましたが、岩井俊二監督、松重豊さん、キム兄、京極夏彦先生、リリーフランキーさん、宮根誠司さん、ダウンタウンのお2人、いっこく堂さん、 KONISHIKI さん、モーリー(ロバートソン)、等々、この年、ないしこの年周辺生まれの現状での特徴は「もう終わった感のある人も、バリバリ現役感の人もいる」という混在だと思います。
「オワコン」なんて死語も死語ですが、「よし、慎重派みたいに<年内無理>とは言わないけど、しばらくは自粛生活のリモートマーケットだな」と思って、思いっきりリニューアル&コンテンツましましにした途端に、世の中がほぼほぼ元に戻り、既にブルーノートのチケットが売り出されているという、初めてかもしれない、世間に遅れをとった菊地ですけれども笑、これでしばし、世の中は、消費活動というより、社会享楽活動に対するスタンスが二分されると思います。ただ、ブルーノートは「ハイブリット公演」とか言っちゃって笑、ブルーノートらしい、オトナな態度だな~と思うばかりですが、ひょっとしたら、こんな変わった公演は最初で最後かも知れないので、物は試しで、御ヒマな方、ぜひお越しください。内容は、極めて簡略化していえば、「今週の1曲」プラスαですが。
ありがとうございます!「ベルベットイースター」は、<ポリリズム的なズレを鍵盤の音階上で試している>というより、単純にピアノの1拍が5連譜、僕(歌)の1拍が4連で、ぺぺの曲だと「嵐が丘」なんかに使われている技法なので<ピアノの5連のアルペジオに乗せて、歌が普通(4連)に歌い、ポリリズムになっている>という言い方がもっと正しいかと思います。特にぺぺはそうなんですけど、僕はエロくしてるだけで笑、楽器がすごい実験をしてる、と思われがちですが笑、ぺぺも「ベルベッド」も、歌う方も伴奏する方もポリリズムに対する身体化が問われますね。また、打ち合わせて全員がポリリズミックになるように事前にアレンジメントでフィクスしているので、<試している>という事はありません。
中森明菜さんは僕も好きですが(モノマネもできます。歌だけでなく、「リサイタルで<少女A>に入る前に、髪を結い直しながら観客に一言言って沸かせる、中森明菜」」とか笑)、あれが似てるかどうかは自分ではわからないですね笑。僕関連ではないですけれども「エイリアンセックスフレンド」を、素晴らしくエロい。まるで、椎名林檎とリリーフランキーがセックスしてるみたいだ、と言ってる人がいたそうで爆笑しました笑、モノマネ四天王の見過ぎですよね笑。
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