菊地成孔さん のコメント
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今、日記に書くべきことが、「粋な夜電波」本の最終巻が出る記念にトークイベントがありますだの、9月にぺぺのライブがありますだの、「オリンピックが来てしまう前に」が書籍化されますだの、 DC/PRG のライブ盤7枚組やばいですよコレだの、他にもあれやこれやありますだの、と目の前に並ぶにつけ、なんかつまんないなあ、戒厳令が出て、3年ぐらい外出が禁じられたら、世界はどうなっちゃうんだろう、外出できないまま60になったらどんだけ面白いだろうとワクワクしていたのに、、、、と思うばかりですね
まあ、まだまだアメリカと日本はコロナで色々やるつもりだし、数回前に書いた通り、国家が子猫ちゃん化している今、子猫ちゃん(まあ、ロリコンが嫌いだったら「悪い女」でも良いですけど)に振り回されるのが快楽である人以外は、本当に具合悪いですよね。お察しします。一番お勧めなのは、 SNS やめることですけどね笑、バカの一つ覚えですが笑。
とまれ僕は、物心ついた時からずっと夢見ていた、戦後のドサクサ感とニコイチで、戦前の恐慌がリャンシャンテンぐらいになっている状況に、無茶苦茶アガっています笑、ただ、今アガると不謹慎みたいなイメージがあるから笑、柄にもなく静かにアガってるんですけど、 まあ、やっと本物の中壮年になったな。という気分ですね。最近になって初めて、コレまた柄にもなく「将来の夢」について乙女のようにワクワク考えを巡らせています。そんなもん巡らせたらむしろ現実から遠のくに決まってるというのに笑。もちろん内容は言えませんが。今は何やっても良い時代ですよ。犯罪以外は、とも言わないですね、敢えて笑(犯罪を犯す夢を見ているのではないです、念のため笑)。
<これは巷でケシカランと話題の加速主義ですかね?>
まさかまさか笑、僕は資本主義者のフロイド主義者です笑、こんな↑右にも左にも使える笑、よくわからない(いかにもドゥルーズ的な)主義者ではありませんよ笑。世界的な自宅待機なんて今までなかったから、結果はともかく、面白そうだ。という、チャラい話ですよ笑。
ともれ、今はあらゆるメディアがコンプライアンスエヴィデンスファミニズムレイシズムでガッチガチの拘束状態です。拙著「スペインの」のあとがきにあるとおり、映画「銀座の恋の物語」では、空襲トラウマに怯える彼女に対し、石原裕次郎は、額をちょこんと突いてニヤリと笑い、「ばかだなあ、そんなことは忘れるって言ったろう」で済ませています笑。「銀恋」ならずとも、5〜60年代の映画を見ることをお勧めします。タバコ一つとっても、今が未来社会(実際、未来なんですが笑)みたいに見えますよね。僕は「60年代東宝映画におけるタバコの吸い方」を、今研究しています笑。「カルメン」は初のカラー映画ということもあり、コンプライアンス無き荒野の混乱が美しいですよね。
「出撃待ち」は言い得て妙ですね。ただ、もう我々はバトルフィールドにいると僕は考えています。今は、激戦中に起こっている、奇妙な小休止ですね。江戸時代の合戦なんかでもあったと思いますよ。再び拙著「ユングの」にありますが、「エクソシスト」という映画は、そのことを見事に描いています。
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