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<菊地成孔の日記 令和2年8月27日午前1時50分記す>
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<菊地成孔の日記 令和2年8月27日午前1時50分記す>

2020-08-27 10:00
  • 24

  今、日記に書くべきことが、「粋な夜電波」本の最終巻が出る記念にトークイベントがありますだの、9月にぺぺのライブがありますだの、「オリンピックが来てしまう前に」が書籍化されますだの、DC/PRGのライブ盤7枚組やばいですよコレだの、他にもあれやこれやありますだの、と目の前に並ぶにつけ、なんかつまんないなあ、戒厳令が出て、3年ぐらい外出が禁じられたら、世界はどうなっちゃうんだろう、外出できないまま60になったらどんだけ面白いだろうとワクワクしていたのに、、、、と思うばかりですね
 

 まあ、まだまだアメリカと日本はコロナで色々やるつもりだし、数回前に書いた通り、国家が子猫ちゃん化している今、子猫ちゃん(まあ、ロリコンが嫌いだったら「悪い女」でも良いですけど)に振り回されるのが快楽である人以外は、本当に具合悪いですよね。お察しします。一番お勧めなのは、SNSやめることですけどね笑、バカの一つ覚えですが笑。

 

 とまれ僕は、物心ついた時からずっと夢見ていた、戦後のドサクサ感とニコイチで、戦前の恐慌がリャンシャンテンぐらいになっている状況に、無茶苦茶アガっています笑、ただ、今アガると不謹慎みたいなイメージがあるから笑、柄にもなく静かにアガってるんですけど、まあ、やっと本物の中壮年になったな。という気分ですね。最近になって初めて、コレまた柄にもなく「将来の夢」について乙女のようにワクワク考えを巡らせています。そんなもん巡らせたらむしろ現実から遠のくに決まってるというのに笑。もちろん内容は言えませんが。今は何やっても良い時代ですよ。犯罪以外は、とも言わないですね、敢えて笑(犯罪を犯す夢を見ているのではないです、念のため笑)。

 
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他14件のコメントを表示
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>13

 拙著をお買い上げいただき、ありがとうございます笑、「銀座の恋の物語」は、スーダラ節とは違い、先に映画ありきで、その主題歌がスタンダード化したんですが、とにかく当該シーンは今見てもびっくりします笑。「秋刀魚秋の味」の当該シーンの粋な感じとはえらい違いで笑、悠次郎が狂った(或いは、なんか変な勘違いをしている)のかと思いました笑

 「エクソシスト」は「命がけの死闘には、おしっこ休憩タイムが入る」という、戦時におけるリアリティを描いた傑作です。あらゆる戦争映画よりも、戦争そのものを描いていると思います。

No.15 44ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>14

 秋刀魚は塩焼き(炭火)に限りますが、欧風に調理するならコンフィですね。ただ、コンフィは家庭ではできないので、ナルズキッチン ではとりあげません。秋刀魚は昭和50年代までは銚子市の漁獲高ナンバーワンの安魚で、道に落ちてました。安西水丸さんが、村上春樹さんとの対談で、「銚子の人間は、道にリンゴが落ちてたら拾うけど、秋刀魚が落ちてても拾わない」と発言していました。銚子の漁獲高はイワシ時代、秋刀魚時代を経て、今は金目鯛時代なので、何かこう、時代の変遷をリアルに感じますね。

No.16 44ヶ月前

先日は不躾なコメントをしてしまい申し訳ありませんでした。今後は菊地さんが出してくださる珠玉のお料理(各コンテンツ)を丁寧に咀嚼して、美味しくいただきたいと思います。なるべく黙って...( ´艸`)

No.17 44ヶ月前

戒厳令下の新宿は名だたる映画監督が指をくわえて嫉妬するような作品で、映画好きとしては、とても斬新で好きです。目の付け所がさすがだなぁと思って拝見しました。働くママとしては多忙極まりないのですが、コンテンツのろのろと追い付いて行くのが日課となっています。逆に新しコンテンツなども視野に入っているのかなぁとも。このサイトがストレス解消の場になっています。そしてお料理の手際の良さは本当に参考になります。1950-60年代の映画は楽しくて色々見ているのですが(小西康晴さんの影響も多々あり)春川ますみさんの「赤い殺意」という映画がとても印象に残っています。

No.18 44ヶ月前

おお、ゼロ文、只今視聴中です。あんなにオモロイコンテンツなかなか無いけどなぁ。そうですかぁ。頑張って視聴します。まだ、第四回ですけどw

No.19 44ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>17

 いえいえ笑、謝罪には及びません笑。ナルズキッチン 内にナルズキッチン の件を書き込まれるなら大歓迎ですので、自粛なさらないでください笑。

No.20 44ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>18

 ありがとうございます!!「赤い殺意」はヤバいですね!そういえば小西さんが渋谷系時代の神だった頃に(まだ神か)、すげえ盤とかすげえ映画を推しまくっていた頃の万能感、ハンパなかったですね笑。僕が勧めるのは「銀恋」とか笑、社長シリーズとか笑、クレージーキャッツとか笑、なんで、お恥ずかしいです笑。

No.21 44ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>19

 4回目ぐらいが一番面白いですからあれは笑

No.22 44ヶ月前

>>15
『銀座の恋の物語』見ました。当該の「そんなこと忘れるって言ったろ」の場面もスゴかったのですが、途中でヒロインが実は死んでなくて別人として生きていたの展開で急にニューロティックかつパラノイアックな空気が出てきて映画自体が狂ったのかとも思ってしまいました笑
唐突かつ自然に挟まれる見事な歌謡シーンは今の日本映画でもやってほしいのですが、これはもうロストテクノロジーなんでしょうね。
裕次郎のあの雑さは何なんでしょうね笑?
記憶を蘇らせるために二度目に照明の光を当てるシーンでそれはねえだろ笑と思ってしまいました。
あの当時は敗戦で誰もが訳ありなので、あの程度のトラウマ話では誰も同情しなかったのでしょうか。
銀座の路地裏の魚市場みたいな汚さも見どころでした。

まだ手つかずのクレイジーキャッツと若大将シリーズ見始めます。

No.23 44ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>23

 あの映画の見るべきポイントを全て抑えていらっしゃって流石です!笑、あの当時、5社には各々「東宝銀座」「日活銀座」という風に、オープンセットで銀座の街があったんですね(チネチッタに於けるヴェベト通りの如く)。日活のは特に魚市場感ありますね笑。

 クレージーキャッツ、若大将は最初は、最初の3作だけ、、、「日本無責任時代」「日本無責任野郎」「日本一の色男」と「大学の若大将」「銀座の若大将」「海の若大将」という、オリンピック前の6本、、、をご覧になれば、後は71年までに朽ちてゆく過程を見るだけなので笑、そこでやめておいても良いと思います笑。

No.24 44ヶ月前
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