菊地成孔さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
なーんか、今年の3月から8月ぐらいまで最高だったなあ笑、どうせコロナを危険視するように持ってゆきたいんだったら、別にそれで構わないけど(大本営発表が大好きなので)だったらまだずっと、5年ぐらい緊急事態宣言で良かったのに(60過ぎちゃうけど笑)。とガジ(マジとガチの合成語)で思っている菊地ですけれども、なにせいきなり、全部のバンドが動き出して、全部の著作が動き出しちゃったんで、いきなりものすげー忙しい人になってしまいまして笑、生まれた時から仕事が大好きなんで、それは構わないんですが、「しばらくなんもすることねえな」という判断からコチラのコンテンツ大幅アップしちゃったんで笑、各コンテンツの質の維持、向上の為にもアップのペースダウンを余儀なくされ、君は薔薇より悩ましいところでありますが、今後とも変わらぬご愛顧頂けると誠に幸いです。
ジミの脳内状態を知るのは、誰の脳内状態を知るのと同じように、基本的には無理だと思いますが、「ランブル」という映画を観る機会が作れたら、是非観てください。ジミに対する見え方が、多少の差こそあれ、変わる映画です。また「ポップヴォイス」という本の中で、モンキーズ(ジミの英国デヴューはモンキーズの前座)のリーダーによるジミの回想が書かれていて、こんな痛快な話はないので、機会があったら是非。
一つ上のコメントの続きになりますが「ジミが耳栓をつけて演奏していた。ある日などは、演奏が終わって、耳栓を外したか外れたかしたまま、アンプまで歩いて行ったら、フィードバックが残っていて、内耳に響いて目眩がした」という<伝説>は、ある程度以上の世代にとっては、もう誰もが知ってる伝説ですよね。これは推測ですが、若い方とかは<証拠が欲しい><証拠がないと意味がない>と考えるしかない社会で育っているので、生きるのがさぞかし辛いだろうなあ。と思います。伝説や神話こそが人を蘇生させるのに。
「寂しがり屋でもないけど、なぜか悲しい」というのは、メランコリア(鬱性)だと思いますが、人と話す気がしないことと結びついていると思います。そしてその原因のほとんどが、世界がこんなんなっちゃったこと、つまり、どうしようもないこと、に起因していると思われますので笑、まあその、適当にやり過ごしてください笑。飯動画は今週末に上がります!では!
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