菊地成孔さん のコメント
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今、坪口のトリオが演奏を始めたところだ。僕はピットインの控え室にいる。さっきまで、藤井さんと坪口と菊地雅章くんと三人で旧交を温めていた。菊地(雅)くんと藤井さんは喫煙者なので、控え室がモクモクである。一昨日のオーチャードホールが実は今年最初のライブだったので、今日が2回目になる。開口一番、藤井さんは「猛烈に久しぶりだねえ」と笑った。「藤井さん良く生きてましたね笑」「オレも菊地がどうしてるかなあと思ってたよ」「ポンタさんがねえ」「あいつ、オレより一つ上なんだけだから」「まあもう」「誰が死んだっておかしくないよな笑」「そうですね笑」「オレ、ずっとスティックも握ってなかったから、、、、、叩けないよダッハハハハハ」「オレもそうですよ笑」「え。菊地、またタバコ始めたの?」「はい笑」「一本、、、」
藤井さんが手を伸ばしたので、箱から一本だけ飛び出させて渡し、藤井さんが咥えるタイミングで150円
楽しいご指摘ありがとうございます!ショパンは確かに小品が多いですし、モーツァルトのモティーフメイカーとしての力はすごくポップだと思います。考え抜いて作ってない説もあり、凄い天才だと思います。ただやっぱり、展開で押してきますよね笑。僕はポップスに欠かせないのは、反復だと思っていて、しかも、反復しても反復しても盛り上がらない反復でないといけないんですよ笑。
もちろん、こうした見立ては楽しい遊びなので、「ブルックナーはドープなんでヒップホップに近い」とか、いくらでも言えるわけですが笑、僕はクラシックがポップスに近いのは(だから液状化を招きやすいのですが)、「だんだん興奮してくる」という、カタルシス / クライマックスに向けてのリビドーで、これは、かなり多くの音楽が持ってるんで、原理に近いのかな?とも思いますが、クラシックはそこに、すごく微妙な緩急を使うんで、要するにロマンティークですね。「楽譜」というのは、近代的にいうと「記号であるMIDI情報の脇とか下に表現すべき感情が、文字で細かく書いてあるもの」です。これはやはり凄い。欧州の宗教性と科学主義の見事な折衷様式だと思います楽譜は。
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