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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>19

 ①ご記憶の通り、それは恵比寿みるくで、深夜の4時から、明らかに消防法違反のクラウドを詰め込んで、有名な西大寺の裸祭りより過密な状況で2ヶ月おきに演奏していました。その頃は毎回救急車が出て、酸欠で失神した女性や、肩や首を脱臼した前列の人々を救急搬送していました。あの頃は荒かったですね。9 / 11のショックがまだ世界中で冷めやらぬ時期でした。

 ② あれは、筒井先生の有名な(ラジオで田中みな実さんと一緒に朗読した)「中隊長」の設定を話し、「指揮官が実は狂っていたら面白い」「のだけれども、実際に我々がそうなる事はおそらく無理」と話した記憶があります。実際にチームがアネイブルコントロールの状態になった事は一度もありません。トライ&エラーは演奏中、誰もが(僕も)繰り返していますが。
No.29
44ヶ月前
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 もう解散したので、バックヤードの話を少々しても良いだろうと思う。バックヤードの話のが演奏よりも、時間換算して数千倍あるのは言うまでもない。僕はステージ上でオルガン弾いたり、指揮したり、最近はカウベル叩いたりしているけれども、最も細心の注意を払っているのは実はタイムキープだ(因みにぺぺでも)。    コロナ以前の世界でも「もう、やりたいだけやっちゃいましょうよ」なんて言う粋な計らいをするクラブはなかった。全ての楽団は充てがわれたランニングタイムを遵守しないといけない。    増してやコロナ禍の中では、完全撤収時間が厳格に決められるようになり、「やりたいだけやり切って、尚且つ時間は守る」というライブショー・ビジネスの基本が、さらに厳しいものになった。<会場を借り切って、無観客配信>というのは、僕はやらないが、アレだってさすがに家飲みみたいにはいかないだろう。  
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