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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>10

 僕のことをスノビストでフランスかぶれ(しつこいようですが、フランスにはかぶれていますが、他20国ぐらいにもかぶれています。南アとか笑)で、ペダンティークでナルシシストでキザだと思ってる人は、「スペインの宇宙食」だけ読んで、あとはネットの記事から拾い食いしてるだけで、夜電波も聴いてないし、僕のライブにも来てないと思いますよ笑。要するにブッキッシュだと思います。要するに多数派ですね笑。「はじまりのうた」がお役に立ち、本当に嬉しく思います。

 「やぶにらみの暴君」は観ています。「雪の女王」とか、「白雪姫」とか「桃太郎 海の新兵」とか、ああしたオリジネーター系は名画座で観ました。どれも圧倒されましたが(ジブリですら圧倒されます)、音楽がとにかく大袈裟なクラシカルなので(ジブリも)、圧倒される×圧倒されるの数式で、胃がもたれちゃうんですよね笑。

 アニメは基本的に、あまりにも夢の世界すぎて、逆に夢から覚めてしまう感じです。はじき出されるというか。アニメに没入できる人との鏡面関係を感じます。「王と鳥」は音楽が「やぶにらみ」ほど圧倒的ではないと聞いた事があり、興味を持っていましたが、今回のコメントをいただき、さらに興味が湧きました。「ヴェルヴュー・ランデブー」は、とにかく音楽が洒脱で静かなので、とにかく第一に胃がもたれません笑。

 ジャック・プレヴェールは、それこそ「天井桟敷」しか知らない程度ですが、「王と鳥」も含め、あれぞフロンセーズという感じで、それこそ、ああいうフランス愛的なものを愛でる人がフランスかぶれだと思うわけですが笑、谷川俊太郎ほど苦手ではありません笑。というか、谷川は、少なくとも影響関係としては、自己申告ほどプレヴェールに似ていないですよね。小笠原豊樹は超人ですね笑。

 
No.13
43ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 今、「ナルズキッチン 」の収録を終え、試食シーンでワインとシャンパンを飲んでしまい、明日も早くから仕事があるので、そのまま寝ようと思ったのだが、ある映画を見て、余りにも感動し、興奮の余り全く眠れなくなってしまった。「ビーチバム」も本当に素晴らしい作品だけれども、一時的に、とするが、吹き飛ばしてしまった。今はまだ、その映画の反芻が脳内で止まらなく、要するに作品に魅了されている、というゾーンから出ていない。出ていないまま、これを書いている。    僕は個人的に、アニメ映画の熱心なファンではない。それでも僕にはアニメファンの方々に多くファンを持ち、外国人で僕の名前を知っている人の大半も、同じ理由で僕のファンでいて下さっている。「トライガン」「カウボーイビバップ」に参加し、「峰不二子という女」と「ガンダム」の音楽を担当させて頂いたからである。僕とアニメカルチャーに関する話は、シンプルに言って大変
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