菊地成孔さん のコメント
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今、「ナルズキッチン 」の収録を終え、試食シーンでワインとシャンパンを飲んでしまい、明日も早くから仕事があるので、そのまま寝ようと思ったのだが、ある映画を見て、余りにも感動し、興奮の余り全く眠れなくなってしまった。「ビーチバム」も本当に素晴らしい作品だけれども、一時的に、とするが、吹き飛ばしてしまった。今はまだ、その映画の反芻が脳内で止まらなく、要するに作品に魅了されている、というゾーンから出ていない。出ていないまま、これを書いている。
僕は個人的に、アニメ映画の熱心なファンではない。それでも僕にはアニメファンの方々に多くファンを持ち、外国人で僕の名前を知っている人の大半も、同じ理由で僕のファンでいて下さっている。「トライガン」「カウボーイビバップ」に参加し、「峰不二子という女」と「ガンダム」の音楽を担当させて頂いたからである。僕とアニメカルチャーに関する話は、シンプルに言って大変
僕は何だか知らないけれども、実写映画とイリュージョニスト(これはジャックタチの映画化されなかった脚本のアニメ化ですよね確か)のDVDを観ていて、特に印象に残らず「フランソワオゾンとかのが才能あるのかな」みたいな感じだったんですけど、ベルヴィルはヤバかったです。ショメ監督は今は大学で映画の先生、という、いかにもな立ち位置にいますが、ベルヴィルは映画史に残ると思いますね。ベルヴィルで飯が不味そうなのは、グルメ大国であり、実はアメリカに次ぐ肥満大国であるフランスへの、ちょっとした批判もあると思います。こんなにフランス人が全員デブで醜悪に描かれる映画はないですし(トリプレッツが老婆になってもグッドシェイプなのは、主食がアレだからですし笑)。
大豆田とわ子は、サミット勢みんな出ますよきっと笑。谷王が出たら画期的なのになあ笑。
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