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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>4

 悪名は、というか、東宝以外の会社のDVDには「日本語字幕」が付いてないんですよ。逆にいうと、東宝DVDの「日本語字幕」は画期的なんですけど(東京弁も下町弁も、60年台の言い回しもある程度わかる僕でも、聞き取りきれないんで)、もう、戦前設定の河内弁(?)の応酬なんて、現代関西人にもキツいんじゃないですかね?字幕つけてくれるとありがたいです笑。

 にも関わらず「悪名」は公開時に全国的にヒットしたんで、今東光の原作がすでにベストセラーになっていた。という事も、主演2人のキャラクターの魅力もあったと思いますが、やはり、「当時の日本人は、当時の言葉は聞こえた」という事実に驚かされますね笑。昨日、「エノケンの孫悟空」っていう、1940年(太平洋戦争突入時)の映画見たんですが、字幕がなかったら、当社比で、現代韓国映画を字幕なしで見るのと、ヒアリング度変わりませんでした笑。
No.6
42ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 今、睡眠導入剤を貰いに&ドクターと世間話をするために、精神科に来ており、順番待ちでこれを書いている。同じく順番待ちをしている患者さんたちは、街に出ても、全く目立たないだろう。    先日、コメ欄のアンサーに書いたが、それこそ4~50年前から日本は「平和ボケ」と云う言葉が一般語化している。そしてそれは、繰り返しになるが4~50年も使われながら、4~50年間、あまり効力(「平和ボケしている人々の蒙を啓く、といった意味では)を発揮できなかった。    理由はなんてことはない、実際に平和ボケていたからで、話者も受話者も、環境も世界も一律同じ状態で、その状態に客観的に言及し、客観視を促すのはかなり難しい(実行することはできるが)。    歓楽街を抜け、ある静かなバーにたどり着いて、席に着き、話者が受話者に「ここは、、、静かな店ですね」と云うのは容易い、さっきまで喧騒の中にいたのであろうから。  
ビュロ菊だより
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