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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>16

 天才は意外とあちこちにいて(「神」ほどじゃないけど笑)、例えば倉地久美夫も今堀恒雄も天才ですが、オーヴァーグラウンダーに出てきて、チャートでトップになるという例は久しぶりですね。松尾さんと松永さんは褒めるでしょうね笑、脅かされないから笑。

 まあ、松尾さんの仰る通り、サリエリはどこにもいっぱいいます。藤井風なんて、もう風貌が殉教者みたいだし笑。ユーチューブの弾き語り動画はモーツァルトみたいだし笑。

 ただ、藤井風の堅牢感は、サリエリが現れたとしても、接触もできないような地域性や自閉性がある所で、「嫉妬からこの人の邪魔できる人、いないだろうなあ」と思っています(ネットに対する免疫もありそうですよね)。それよりも天才は、パワーを失い、俗世とのアダプターを失ったら止まるので、それはそれで良いかなとも思っています。
No.18
41ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 ライブがない時というのはサックスのリペア(調整)に好都合だ。管楽器奏者でない方は「あ、プロというのは自分で調整するのだな、機械マニアのように」と思われるかもしれないが、管楽器奏者でセルフリペアできる人はほぼいないに等しい(ごくごく稀にいるが、現役バリバリのプレーヤーではない事がほとんどである)。石森管楽器に、ソプラノ、テナー、アルトを全部持っていった。管楽器奏者にとってリペア技師は医師に等しい。どこそこの誰々が上手い、素晴らしい、といった評価が決まっているのだが、僕はアマチュア時代から石森管楽器派である。    ここ最近、旧車の話が頻出するので、旧車の例えで言うと、僕はずっと旧車だったが、ここ数年で全て国産の新車に変えた(石森オリジナルモデル→キクチカメラ参照)。理由は、旧車マニアと全く同じで、操作性や性能が高く、リペアがパーフェクトにできるからである。ワインの話はほとんど出ないが、ワインマニア的に言うと、伊仏のグランヴァンを一通り飲んだので、サードワールドとか安ウマ、あるいはもっと端的に国産にする。と言うような話である。ワインにリペアはないが、アペリティフはある  
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