• このエントリーをはてなブックマークに追加

菊地成孔さん のコメント

userPhoto
菊地成孔
>>29

 「問題には立ち入らない」との事ですので、僕の発言にも立ち入らなかったと思うのですが笑、ホリエモンに関しては、上の方で先に書いています笑。

  あと、今は、「芸術作品と芸術家を区分するかしないか」が問題になっていると考えるのは餌にひっかっかっていると思います。そんな問題系は、とっくに解決しているというか、コルトレーンが何万人を虐殺しようと、「ジャイアントステップス」に具体的な影響は起こせません。マイルスが小さい子のお尻を、ある日ちょっと触ったとしても、「カインドオブブルー」にはなんの影響も起こし得ません。ミンガスが国連から商標されようと「ブラックセインツ」には何の影響もありません。問題は鑑賞者の態度だけです。

 それよりも、今は、ファシズムとスターリニズムが生じている。国民は止められなかった。という事が問題です。前のこのターンでは、日本は、領土を欲しがりました(ドイツもイタリアもそうです→3国軍事同盟の、欲望的根拠)。今、日本人は領土は欲しがってない。何を欲しがっているのかといえば、マウントを取ることと、処刑に対する性的興奮です。

 これは魔女狩りの時代に近く、まあ、「あまりにも奇妙なこと」とは言えません。仕方がないと思います。
No.43
41ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 真夏が来た。 NHK が「いだてん」を集中放送している。とても良い。残念なのは、オリンピック直前の集中放送だという点である。僕は、メディアで言っても言っても全然使って貰えなかったので、仕方なくここに書くが、今年の大河は「いだてん」の再放送が一番良いと思っていたし、もし大河枠の再放送が無理だったら、3ヶ月ぐらいかけて全話を集中再放送するのが良いと思っていた。    有名なリーフェンシュタールの「民族の祭典」のを引き合いに出すつもりはないが、国民に政治的な偏向を与えたかったら娯楽が一番だ。ゲッペルスのいうとおり。「いだてん」は本放送当時、国民が落ち着いてゆったり鑑賞できる状態ではなかったし、今となっては振り返る(想起)するのにも鬱陶しい何かがへばりついてしまっているが、近代日本史の勉強になるし、歌舞伎俳優がテレビに出た時のスキルと演技プランが同じすぎて(大人計画も、ちょっとそう)、画面中の演技群
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。