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虎山さん のコメント

 菊地さんがご無事でよかったです!

 といいつ自分は知らぬ間にもう2,3回くらいはコロナにかかっているんじゃないか?という気持ちもあり、感染者数、そして感染というもの自体の社会的状態自体(医療的なほうは検査すれば明白な訳ですが)がかなり曖昧ですし、曖昧さを保っているうちはまだまだその社会は大丈夫だと思っています。一方で多くの人がこの状況にいら立つのはこの宙ぶらりんな状態への耐性が無い人が多いからだと思うのですが、そこに現在のSNSの在りかたはその苛立ちを(SNSの中でいら立ち、SNSのなかで怒りを爆発させることで)収める(しかし爆発させきれないのでSNSのなかでくすぶり続ける)ものとして機能するので、民を治める側はSNSの存在を有難がっていると思います(政治家より、官僚などの実際に行政のシステムに関わる人々が)。

 ともかく、長沼さんの一日も早いご回復を心からお祈りしております!
No.5
32ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 前回のコメ欄にも書いたが、田原総一郎が完全に蘇生したのには感動に近いものがあった。その名も「コロナとオリンピック」。このテーマの前に、田原は全身の血液をスイスの病院で取り替えたぐらいの若返りを見せた。眼光が60年代に戻っていたのは凄い。あれを本当に医療でやったら何億かかかるだろう。    最近、らしくもないのだが外山恒一の「政治活動入門」を読んで(どういうわけだが、1年前ぐらいからゲラが届いていて、ずっと放置していたのだが、先日灰皿をベットに落として「うわー!」とか言って騒いでる間に、気がつくと手にとっていて、読み始めたら止まらなくなった)、かなり面白かったし、田原総一郎の蘇生に対する感動は諧謔なしだし、え何オレ、還暦過ぎたら政治の話とかするようになるの?( IKKO のモノマネで)それって最悪~笑、などと口に出しながらベッドの上の灰を手のひらで落とすものの、どんどん広がってしまう。仕方がないので、口でフーフー吹いた。    ドイツのジムナスティの選手が「アスリーテストを性的な目線で見られることにアゲインストするため」レオタードをやめてユニタード(ユニタードは正しくはレオタードの類語ではない、レオタードの語源はフランスのサーカス曲芸師、レオタール=男性が着ていたコスチュームから来た、つまり人名であって、「レオ」と「ユニ」には対応関係はない)にして、それがフェミニズムだ、みたいな一銭の意味もない事(「レオタードのが良い」と言っているのではない。どっちだって同じだ。そもそもドイツは過去、この問題に関して考えすぎた挙句にこじらせ、裸体運動まで追求した国で、僕が知る限り、世界で最もフェティッシュカルチャーのエグさとドギツさと広さを誇る国である。フェミニズムは大いに結構で、アスリーテストの肉体をどう観るのか?という問題はとても有意義だと思うが、この件に関してはドイツの体操界が今更何言ってんだ笑、50年おきに前行性健忘を起こすのか笑、としか言えない)よりも、外山によるファシズムの定義の方が遥かに興奮する。  
ビュロ菊だより
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