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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>1

 それは老眼の誤変換です笑。誤変換はフロイドの「言い間違い(失策の一種)」が当てはまらないので面白いですね笑。「読んでください」と「呼んでください」は発話としてはイントネーションが違うので(大阪弁ネイティヴとかだったら別ですが、女子アナはー当たり前ですがー標準語なので笑)、向こうさんの無意識も現れてはいないとするのが適切だと思います笑。

 フロイドはフェミニズムだけではなく、あらゆる現在的なリベラリズムやアカデミズムから骨董品扱いですが、チャーリーパーカーを超えるビバップがないようにして、フロイドを超える精神分析学はないと僕は思っており、例えば流行りの多様性も、「よくみんなフロイド抜きで考えるつもりになるよな」と思っています笑
No.2
30ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 秋になると、自分の忙しさがいきなり実感されるようになる。気温が下がるからだ。今月からリアルサウンドで映画批評の連載が再開されるし、写真集に1曲選曲してエッセイを書く。という連載もいい調子で続いている。当コンテンツでも、藤井風の分析と、自作歌詞の分析を準備しているところである。「 UOMO 」は(とうとう)ウエブ版が出たら「新連載良いですね」とったメールが(案の定)来るようになった。 UOMO の連載は、僕の連載史上、最も長く続いていて、今まで誰の話題にも上がらない完全な真空状態だったのだが、これがネットだ。そろそろネットでのインタビューも止めようかと思う。それしか言ってない奴になる。というか、今、ネットに出てこない人間はミッシングパーソンで、とんでもない昔の発言から、ついこのあいだの発言までを好きなように繋げられて、名も知らぬ奴が結論を出す。そして書籍は読んで泣けるやつしか売れない。昭和とさほど変わらないとはいえ、世界は変わった、つまり、秋が来て良かった。    音楽家としては curejazz という、ちょっとした大仕事が終わり、今はオーニソロジーのアルバム制作に入った。正午の空は暗く、用意された楽曲は素晴らしいものばかりで、肌寒い気温の中でうっとりする。どの曲の歌詞に「カーボンニュートラル」を入れようかと思うとワクワクする「カーボンニュートラルとか言っちゃって、何が本当で嘘か分からないくせに、僕を好きというの?グリルを食べにゆこう。ワインもつけて。ガソリン車で」「カーボンにニュートラルな君は、パパにしたかった叱責を僕にし始めて止まらなくなった。口から溢れ出る止まらない二酸化炭素と、付けっ放しの家電。少なくともニュートラルな時間じゃなくない?」  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。