菊地成孔さん のコメント
このコメントは以下の記事についています
菊地、林、小西トリオのライブも終わり、すぐに東京ザヴィヌルバッハのリユニオン(っても、ちょっと前、コロナ前にリユニオンライブやってライブアルバム出したばっかりだと思うのだけれども・笑)と「岸辺露伴は動かない」の準備に入る。
「岸辺露伴」は、もう年末オンエアの3話とも、作曲用に見てしまっているので何も書けないのだが、音楽に関して、今シーズンは基本的に追録(ファーストトリロジーで納品したものも使う前提で、今シーズン用にだけ追加録音)なのでレコーディングする楽曲数(業界用語で「 M 数」)は僅か8だけである。8というと凄そうだが、劇伴の8であってアルバムの8ではない。がっつり作曲は2だけだ。路線はファーストトリロジーを継承。エレクトリックトラックも入るかも知れない、、、、ぐらいの感じ。
何れにせよ既になんかもうファーストトリロジーだけで「超テレビドラマ級」のランキングがされているし(実
>>13
イギーポップは僕も好きです。彼の表現は大体40代まで(アルバムでいうと「ブラーブラーブラー」あたり)は自傷行為そのものだったと思いますが、更に50代を超えて、現在に至る間に、「死」を武器に、若者と闘っていると思います。
僕はストーンズには不感症(特に楽曲)なのですが、チャーリーワッツが亡くなった事に対し、世界中のロックファンは冷遇しているのでは無いか?と思うぐらい無風でしたね。
ローリングストーンズは、ここ20年ほどは、明らかに「死」を武器にして若者と闘っています。ツートップは延命のために巨額を投じ、いろんな事をしました。それも「死」を武器にした「若者」との闘い方の一つだと思います。
「怒れる若者たち」の代弁者としてフェームを得た音楽家には「老境をどう見せるか」という問題が立ちはだかっています。おそらくこの問題系は、20世紀初頭には生じておらず、ヒッピームーブメント以降に発生した、ファーストサマーオヴラヴのツケとして、独立した問題系だと思いますが、その意味では、昨年亡くなったマルカムマクラレンや、まだパンクごっこの自己拘束から抜けていないジョニーロットンよりも、遥かにストーンズが偉大だと僕は考えています。
Post