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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>12

 まあ、あの件で五十嵐は「客も信じない(=後援者しか信じない)」という人になっちゃいました笑。SNSは当時からおっかないです。高島ファミリーコンサートでテナーだった臼場くんも、2ちゃんねるを読んで「怖くて客の前に出れない」という舞台恐怖症からうつ病になり(僕の精神科医を紹介したのですが、やはりいうことを聞かず)、結局、幼い子供を残して自死しました。五十嵐は彼のレコードを最高音質で鳴らすため、葬儀場に、自分の(彼はオーディオマニアでもあったので)JBLのセットを持ち込み、大音量で鳴らしました。

 僕は、音楽家というのは、みんな僕みたいなイケ図々しい奴ばっかりじゃなく、、、というか、みんなかなりセンシティヴですから、やばそうな奴らには「ネットは見るな。見ても気にするな、やられたらやり返せ」と言い続け、僕が実践していることも見せてきたつもりだったんですが、全く効力はないままです。最近になって、やっとみんな免疫がつき始め、SNS自体も、人を自死やうつ病に追い込む、生々しい暴力性は低下してると感じていますが、どうなりますことやら笑。
No.15
36ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 緊事宣と眞子さんの結婚会見と選挙と「岸辺露伴は動かない」の音楽制作(納品まで完了)と東京ザヴィヌルバッハのライブが終わった。三丁目の371バーで、とりあえず無事済んでめでたいということで、懐かしの「自分へのご褒美」にシャンパンを飲むことにした。    最初は演奏家5人だけで打ち上がるものと思っていたのだが、当たり前だが、みんな機材が多く、ローディーくんがいる。最終的には坪口の奥様(昔、僕に帽子を提供してくれていた方)も含め、9人になった。店は満席で、新入りの店員くんに「7~8人です」と言ったら「すみません、今、満席で」と言われ、諦めて出ようと思った瞬間、奥から店長がダッシュしてきて、黙って奥の個室を指差し「失礼致しました。お久しぶりです」と言った。    シャンパンを飲みつけてない友人とシャンパンを飲むときは、ドン・ペリニョンが一番良い。どんな人物が飲んでも掛け値無しに美味いからである。歌舞伎町を愛しているが、ホストクラブのシャンパンタワーはモエかペリエぐらいにしておきなさいよ、でも無理だろうな。アレは蕩尽の塔だから。と思っている。出来れば星付きのレストランで、ちゃんとソムリエがドンぺリニョンを勧めてくれて飲むのが一番良いシュチュエーションだ。彼らの多くはドンペリニョンを「星の輝きをそのまま味にしていると言われております」と言う。  
ビュロ菊だより
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