• このエントリーをはてなブックマークに追加

Jasminさん のコメント


>奴らのほとんどは、音楽を言葉で説明するし、その理由は、演奏が大したことがないからである。奴らの言葉は薄っぺらで、演奏は、互いの音に集中しているとは思えなかった。

雑誌か何かのインタビューで、打楽器上達のコツを聞かれた大儀見さんの答えは、たった一言、
「他の人の音をよく聞くこと」でした。
とにかく他の人の音をよく聞くこと、それが1番大事だとおっしゃっていたことがすごく印象に残っていて、ずっと心に留めています。
それこそほんと、10秒ですよね。。10秒で全てを解らせる。すごいなぁ。

そうです、そうです、デラルス時代の大儀見さんのMC、メチャ面白かったです。喋り出すと止まらないくらい。確かに、似てますね、菊地さんと。MCの楽しさが。「奇妙な相互抑圧」わかる気がします。大友さんとの間にはないですよね!笑

菊地さんの身体に大儀見さんの音が染み込んでいて、もう剥がせないってのも何かわかる気がします。。

デラルスのLIVEに通い続けてたら、いつの間にか、誰にも習っていないのに、サルサが踊れるようになっていました。
(ある時、1番後ろで一人でリズム取りながら聴いてたら、プエルトリカンの方が近寄ってきて、気づいたらクルックル回されて、あれ、私、サルサ踊れるの?と自分でびっくりしました。もちろんリードが上手だったからなんですが。)
多分、あれは、大儀見さんのリズムが体に自然と染み込んでたからなんでしょうね。今、わかりました。

言葉少なくとも、お互いの音が染み込んでいて剥がせないなんて、なんて素敵な、本物なミュージシャン同士の関係性、羨ましい限りです。
うわぁぁ、今回もメチャ、良き日記、ありがとうございました!

年明けのぺぺ、楽しみにしています!なんて、そんなことわざわざ言っちゃうのが、単なる一ファンですよね。笑
ワザと言いました!うふふ。
No.4
29ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 セネガル人のママドゥは、ルノアール渋谷店のソファに座り、スマホをいじっていた。色々な手配が必要だからだ。ミリ単位で綺麗にシェイヴされた髭、アフリカ人の特権である、どれだけ宝石を身につけても下品にならない茶褐色の肌、痩せ型でとても静かに話す。北米だったらゲイピープルと目されるだろう。ママドゥは足元の大きな袋を指差し、在日アフリカ人独特の無表情で「あ、この中にあるから」と言った。    元 DMR 、現在は HMV ヴァイナルシブヤの上にあるルノアール渋谷店は、他の多くのルノアールと同じ、壁面ウインドウを誇っていた。僕は基本的に渋谷は使わないが、ヴィロン(パン屋がやっているブラッセリー)とプラザ(水槽型の巨大なプールが設置されているラブホテル)といくつかの映画館をごくごくたまに使うので、道玄坂より東へはストリート1本でも全く通らない。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。