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チャイさん のコメント

菊地さん、あけましておめでとうございます。
ほんとうにほんとうに、今回の日記を読んで、好きでいて良かったと思いました。
菊地さんの文章や音楽からあらゆる種類の愛を感じました。
今、私が好きでいることを誇りに思うほど。(大袈裟か?)
今週またその音楽に、耳の振動を直に震わせにブルーノートに伺います。楽しみだっ!
No.10
36ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 ー21年12月31日 午後3時ー      結局僕は、悩みに悩んだ末、サバールを持って行く事にした。「親しい人が死んだり、憎い奴を殺したくなったら、太鼓を叩け。自殺したい時も。1日中だ。倒れるまでだ」と、ほとんどのアフリカ音楽のヒーラーは言う。    僕は訃報を聞いてから1秒も眠らず、1食も食べなかった。冷たいエビアンしか体が受け付けなかった。    「コレ3日以上続いたらまずいな」と思っていたら、コメント欄に、韓国からの留学生だった方からのコメントがあり、それが僕の気をいきなり通し、涙腺を緩めて涙を出し、食欲と睡魔を一瞬にして取り戻してくれた。    僕は12時間眠り、目覚め、伊勢丹で買ったバケット1個と、プロシュート150グラムとカマンベール4個でサンドウィッチを作り、6等分に切り分けて、聞いたことがないカリフォルニアのビオ(白)を飲みながら全部食べて、再び眠った。 DJ の選曲は既に終わっている。    ただ、 DJ しながらサバールを叩けるかどうか。大儀見と、 DJ なら兎も角、パーカッションのデュオで演奏するのは、ちょっとどうだろうか。普通の判断ならばやらない。しかし僕は、サバールの入った袋を担ぎ、そこにカウベルとクラーベを投げ込んで、大量の CD と共にクラブに持ち込んだ。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。