ー21年12月31日 午後3時ー
結局僕は、悩みに悩んだ末、サバールを持って行く事にした。「親しい人が死んだり、憎い奴を殺したくなったら、太鼓を叩け。自殺したい時も。1日中だ。倒れるまでだ」と、ほとんどのアフリカ音楽のヒーラーは言う。
僕は訃報を聞いてから1秒も眠らず、1食も食べなかった。冷たいエビアンしか体が受け付けなかった。
「コレ3日以上続いたらまずいな」と思っていたら、コメント欄に、韓国からの留学生だった方からのコメントがあり、それが僕の気をいきなり通し、涙腺を緩めて涙を出し、食欲と睡魔を一瞬にして取り戻してくれた。
僕は12時間眠り、目覚め、伊勢丹で買ったバケット1個と、プロシュート150グラムとカマンベール4個でサンドウィッチを作り、6等分に切り分けて、聞いたことがないカリフォルニアのビオ(白)を飲みながら全部食べて、再び眠った。DJの選曲は既に終わっている。
ただ、DJしながらサバールを叩けるかどうか。大儀見と、DJなら兎も角、パーカッションのデュオで演奏するのは、ちょっとどうだろうか。普通の判断ならばやらない。しかし僕は、サバールの入った袋を担ぎ、そこにカウベルとクラーベを投げ込んで、大量のCDと共にクラブに持ち込んだ。
コメント
コメントを書く>>27
昨夜は雪のお陰で極寒だったので、1stステージのみ観て帰ろうと思っていたのですが…左側前方良席で観られることになり、約一年振りに間近でぺぺの演奏を体感する迫力に圧倒され、どんどん楽しくなり、気が付いたら2ndステージも鑑賞することに!笑
お次は右側の席だったので、両サイドで聴こえ方の違う演奏を堪能させていただきました。特に右サイドの大儀見さん田中さん両名のパーカッションの響きが心臓にダイレクトに届くぐらいの快音で驚きつつ、リズムに乗っていました。そして、ヴァイオリンの牛山玲名さんのカデンツァもまた素晴らしく、うっとり聴き入ってしまいました。菊地さんのサックスも1st、2ndそれぞれ同じ曲でも違う色付けで、時にセクシーに時に甘やかで、すっかり夢心地でした。外は雪で極寒だけど、菊地さんを始めとするぺぺの楽団員の皆さんの演奏を全身で受け止め激しい音のうねりの中で揺れていると、俗世に纏わる何もかも忘れ、何も考えずに音と一体になっている瞬間に何度か遭遇し、音楽を全身全霊で味わうことの嬉しさ、楽しさのみに没頭し、"ああ、この場に居られるだけで至福だ…!"と物凄い勢いで魂が浄化されていくのを感じました。
そして、この熱く官能的でパワフルな空間を永遠に味わっていたい…!そう心から感じた最高のステージでした。ぺぺの時の菊地さんの楽しくて仕方が無い、という姿を拝見すると、こちらもどんどん楽しくなってしまいます。それから、菊地さんや客席の皆さんに引っ張られるように楽団員の皆さんも後半に掛けて笑顔が増えて行き、それぞれの音が合わさって炸裂するのを目の当たりに出来たことも、今年始まってすぐの嬉しい思い出となりました。
岸辺露伴の新曲や、テーマ(大空位時代〜レチタティーヴォとアリア)も聴けたのでもう言うことなしの豪華なお年玉をいただいた気分です…!やっぱり生で聴くぺぺは最高です!!素晴らしい音楽を有難う御座います。
興奮の為に乱筆長文、失礼致しました!笑
今日は配信で楽しみたいと思います。菊地さん、今夜も頑張って下さい。
菊地さん、こんばんは。
配信でペペのライブ、堪能させていただきました。
前回にも増して、素晴らしかったです!
素敵な演奏をありがとうございました。
配信で見てたら、アンコールで会場後方のかなり暗いところから全力で走ってくる菊地さんが映ってて爆笑しました笑
配信の音、バランスが凄いですね。大空位時代の出だしのまとまり感とか凄かったです。
ぺぺのライブで踊りまくりたいです!
2ndステージ、目を閉じればほとんどオルケスタのど真ん中で聴いているかのような席で、堪能させていただきました。
音を通して、その底に流れる普遍の水脈に届いてしまいました。意味わからないと思いますが、わたしはそうでした。
牛山さんがカデンツァの最中に立ち上がったとき、あぶなくわたしも立ちそうになりました。女のわたしでも鼻血が出そうでした。
(演奏はもちろんですが、牛山さんの表情いいですね。ニコリともしない、酔ってもない、菊地さんのご指示ですか?)
また聴きに(踊りに)行くのを愉しみに生きます。
菊地さんがホッとのんびりシアワセだといいです。
菊地さん、遅ればせながらあけましておめでとうございます。菊地さんにとってサバールはどんどん思い入れの深い相棒になっていくような気がしています。新音楽制作工房含め、まだまだ新境地を開き続ける菊地さんに本年も尊敬&期待の眼差しを向けさせていただきます。コメント欄で触れていますが、CD-Jをパーカッションと捉える発想には驚かされました。所謂通常のDJとは毛色の違うお二方(谷王)のDJプレイはその意識から来るのかと思うと、今まで言語化できなかった奇妙な感覚が一気に融解したかのようです。お二人のプレイを観て以来、私もCD-Jが欲しくてたまりません。サックスこそ吹いておりますがDJ・クラブカルチャーにはほとんど触れてこなかったため知識は皆無ですし、正直なところ普通のDJプレイにはあまり惹かれません。こんな私に「今すぐ買え」か「やめておけ」の一言をください。長文駄文失礼いたしました。
>>30
おかわりまでして頂き、ありがとうございます!だんだんみんなが笑っていくのは、みんなが新しいアプローチをしたり、やりすぎて失敗したりしているからで笑、普通のカルテットジャズとかと変わらないプレイ中のやりとりの中から生まれている事です笑、まあ、どちらにしても演奏由来ですが笑。
>>31
配信鑑賞ありがとうございました。配信では、最後の「ルペべレスの葬儀」の途中から、鳥越くんが配信用のラインのスイッチを間違って切ってしまい笑、ベースだけ生音のまま行ってしまいましたが、ほとんどの人は気がつかなかったようです笑
>>32
はい、サントリーホールでもオーチャードホールでも全力疾走しました笑、革靴なので催促は出せないんですが、巣に^カーだったら、あの三倍の速さで走って、ジャンプも決められたと思います(なんだそれ笑)。
次は、踊れる場所でやりたいと思っています。またぞろコロナがじわじわ来ているようですが、フロアが戻ってきて、みなさんと一緒に踊れる日が来ることを願っています。
>>33
いえ、普遍の水脈には、いつでも届かせようと願いながら演奏していますよ!牛山さんだけではなく、僕は誰にも演奏以外の事は支持していません笑。牛山さんが立ち上がったんで、弓で刺されるのかと思ってのけぞりました笑
>>34
はい。日記に書いた通り、打楽器を買う時は人生が変わる時なので、僕も楽しみにしています。CD-Jは買うなとか買えとかではなく、もうパイオニアはCD-Jのセクションを他企業に売り渡しており、つまりCDを差し込むアレは生産がありませんので、中古を買うしかなく、中古は概ねどこか破損があるので、それだけお気に留めておいてください。CD-Jも音源はUSBスティック主流に変わるし、ガラケーも後数年で使えなくなるようで、還暦を前に、だんだん迫り来るものを感じますが笑、それまでは使い倒します。というか、作れる人を探してオリジナルを製作しようと思っています笑