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パゴージさん のコメント

新しいバンドでM-BASEをやるというのはこのことだったのですね。「コールマンのアドリブラインがそのままメロディーになってる」という分析にはとても納得しました。

菊地さんが「HARMATTAN」をどうポップ化(だぶん)するかドキドキです。ワタシ的にはリズム隊とベースが誰なのかが気になるところです。

実はスティーブ・コールマンの「Wheel of Nature」を耳コピでMIDIに起こしていてサックス以外がようやく出来ました。ネットで楽譜を見つけなかったら多分永遠に無理そうなくらい難しかったです。

50年前、私はモスクワを経由してヨーロッパと北アフリカをヒッチハイクしました。でも五木寛之の「さらばモスクワ愚連隊」のような小説らしいことは当然なにも起こらず、見た目はヒッピーだけど中身は単なるミーハーの観光旅行でした。
それでもクレムリン広場でジーパンを売ってくれと言われたことや宮殿のような地下鉄ホームを今でもよく憶えています。

ウクライナは祈るしかないです。ただプーチンが柔道家だということが頭の片隅をどうしてもかすめる。私にとって柔道家/アスリートは音楽家と同じです。
ちなみにスティーブ・コールマンはかなりボクシング好きですよね。

「キクチカメラ」楽しみにしています。
No.5
31ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 なんと驚いたことに2月が終わってしまった。ついこの間まで「岸辺露伴は動かない」の準備に勤しんだり、新音楽制作工房を立ち上げたりしていたと思っていたのに。    告白するけれども、実は今、学生のような気分だ。あらゆる意味で「<学者>のような気分」という方が些か正しいのだろうけれども、マインドが若々しいとうか青臭い。学生の頃は全く勉強しないやつだったんで、これはイメージになるが。    新しいバンドでカヴァーするスティーブ・コールマンの「 HARMATTAN 」という曲があり、シンプルな話、いわゆる「難曲」である。 DCPRG で言えば「 circle / line 」に近く、難曲すぎて作曲者自身が1度も演奏したことがない(「 circle / line 」はトライはされたが完奏されなかった)。    「難曲」にも様々なリージョンがあるが、これは「多重録音の結果」と「作曲者の狂気(特に偏執性)」が結びついた形で、とてもシンプルな構造理解にかなりの時間がかかり(この件は、伝わりずらいと思うが、僕は構造読みは早い。特にリズム構造は本を読むように読めるが、和声の構造読みは音楽家平均よりも数ミリ低いぐらいである)、五線紙にぺんてるで何度もトライ&エラーを繰り返した後に(「大作家」コントみたいに、くしゃくしゃに丸めた五線紙で部屋がいっぱいになった)、実際に正しい構造読みができた時には「うわあああ!!こうなってたのかあ!!」と、学生のような気分になった。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。