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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>36

 フランキー堺は戦後ジャズブームの名だたる名バンドを渡り歩きましたが、スパイクジョーンズの「冗談音楽」を日本でやるべく「シティスリッカーズ(スパイクジョーンズのバンド名と同じ)」を結成し、そこには若手時代の谷啓、植木等、等、のちのクレージーキャッツのメンバーがいました。これがハナ肇と合流するのがハナ肇とクレージーキャッツです。ドラマーとしてはフランキーのがシーンクルーパー的な白人スタイルで、ハナ肇はフィリージョー、エルヴィン、ディジョネット的な黒人(アフリカン)スタイルです。

 坂本も大スターですので、60年代スターシステムの中では、みんな共演はあったと思いますが、ハナ肇と坂本九は「ナベプロ帝国の一員」なので、公私ともに繋がりは深いですが、フランキーと坂本、フランキーとクレージーは「東宝」という映画会社のつながりだけではあります。特に坂本九は、主演映画をナベプロの方針で、東方専属にせず、5社に散らされたので。
No.39
31ヶ月前
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    Q/N/K 、オーニソロジー、「ラディカルな意志のスタイルズ」「新音楽制作工房」が同時進行してるうちに、コロナで長期休講だったペン大が授業を再開し、ドキュメンタリー映画の音楽も1本やることになった。頭の中が音楽でいっぱいだ。ずっと鳴り続けている。オーニソロジーの曲を歌っている間に、シームレスに QN との曲になったり、ラディカルな意志のスタイルズの個人練習をしていると、シームレスに新音楽のビートに乗ってたいたりする。これだけ音楽が好きな僕が、自分の音楽だけで頭がいっぱいになるという事態だけでも、緊急事態宣言である。以下、脳内が音楽でパンパンの緊事宣のまま書く。    コロナによって何の仕事もない時があって、スケジュール帳が真っ白だったが、あの時はあの時で楽しかったし、充実していた。どうせ統制時代なんていつか終わりは来るのだし、望外のバカンスだったと言えるだろう。金なんかなくたってどうにでもなる。毎日コンビニ飯食って東宝映画を見てゴロゴロしたり、運動したり、自炊したり、音楽を聴いて痺れたりしていた。僕はワーカホリックではあるが、仕事が無いと怖くなるとか体調を崩すとかいうことは全く無いとわかった季節だった。    今は今で絶好調だが、一番困っているのは、運動する時間がなく、物凄く食うので、ブクブク太ってしまっていることで、体調の方が若干ダウンしてる(病気しているとかでは無いですよ)こういう時に備えて買ったつもりのユニクロのスエットがきつくなってしまった。ストレッチは練習の合間にできるが、筋トレには時間がかかる。どうやって習慣化のグルーヴに乗り込めば良いのか?    などと書くと「潰れた飲食店の人々のことを考えたことがあるのか?」「医療の最前線で頑張っている人々のことを考えたことがあるのか?」とか言う正義の人々が、まだ現れるのかもしれない。お前の1000倍考えてるわ笑。つうか遥かそれ以前に聞くけど、じゃあ誰かオレのことを考えたことがあるのか?笑、<オレのことを考えてくれるのであれば、他人様のことも考えてやっても良い>これが真のフェアトレードというものであろう。自分のことを知りもしない人について、真剣に考えるのは慈善家、あるいは慈善家の気分に手軽になっているやつのすることだ。  
ビュロ菊だより
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