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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>9

 致命的ではないですが、2つ間違えていると思いますね。第一には、「ペイ」を「ペイペイ」というようなものは、カジュアリティよりも過剰に、キューティーに踏み込んでいます。パンダの名前とか。我々が批判したのは、キューティーのつもりで自動的に命名されたものの中に、「執着性=ウザさ」と「押し付けがましさ=<菊地成孔、菊地成孔に清き一票を>とかいった」が無反省に入っていたことですね笑。

 もう一点は、としゆきさんがコメントでなさっているのは反復ではなく、ループとその変異で、要するにCD-Jの機能ですが、(一回性を前提とした)「反復」ではありません。でないと「ペイペイ」は、「ペイペイペイペイペイペイペイペイペイペイペイペイぺぺぺぺいぺぺペイ」とかになります笑。

 何が言いたいのかというと、これ等はだから、禁止しなくて良い。ということなんですね笑。反復もループも称揚して良いです。僕の名前が「菊地成孔菊地成孔」になり、メンバーが皆、「林昌樹林昌樹」「相川瞳相川瞳」になるのはラディカルですよね笑。


No.13
18ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  猛烈な速さと密度で 9 月が終わってしまった。ライブが2回、 DJ が2回あったが、どちらも何とか、自分のコンディションを鑑みるに、まあ、よくやったなあと思う。    今は、来月、書評を書くのに、金原さんの長編を読んでいて、いつも言っている様に僕は、邦人文学者の、特に長編は、金原さんの作品以外読んでいないので、久しぶりで(というか、初めて)文学作品の書評を書くことにした。    金原さんと、特に帰国後の作品は、プログラムピクチュア的といえるほどに毎回同じで、「複数の母親が出てきて、その中の一人は金原さんがモデルだと思しき人物で、複数の男性との関係を持ち、まさに<文学的>に、その男性と自分との関係について考察し続ける。という話に、料理に関する描写が、ものすごくいっぱい(ほとんど見開きごとに)入ってくる」というもので、やっぱ物凄い文学者だなと思うし、文学批評家の誰にも見えない、ヒップホップとの関係と、料理の話が入っているので、編集者は恐らく、そこを描いて欲しいのだと思うので、書く。    アレッサンドロミケーレがグッチのプロモ用ショートフィルムを、キューブリックの作品からの引用的コラージュのみで構成したので、これに関してもコメントを依頼された。キューブリックの溺愛者も、今のグッチの溺愛者も山ほどいるだろうが、両者の溺愛者は山ほどはいないのだろう。    「浜辺のアインシュタイン」が、何と今週末に横浜で上演される。ただ、今回は、日本語訳による日本語上演で(言葉の数は極端に少ないが)、振り付けもダンサーも、演奏するアンサンブルも全員日本人なので、どうなるか予想もつかない。コメントを求められたので書いた。    オーニソロジーのアルバムがやっと完成( MV 含む)したので、今、彼のアー写と、作品のジャケ写を選んでいる。時間をかけた甲斐があった。時流に全く乗っていない、ものすごく良いアルバムだと思う。  
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