santafede33さん のコメント
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今、のぞみ49号の5号車15番 E 席に着席して、すべての荷物を整えたところだ。
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<前々夜 某時某分>
まだ全てが未決事項だが、ある映画プロデューサーから、作品一本を丸々「新音楽制作工房」に任せたい。という申し出があった。「キクチカメラ 高崎編」にある、僕が PC 2台を使ってフラフラになっていた作業は、この作品に新音楽のカタログサイトから、画面に当たると効果を発揮するだろう楽曲をほぼ徹夜で選択し、貼り付ける工程である。
以下は、誰の名誉も誹謗するものではない。ただ「日本映画の最大の欠点は、作品そのものよりも、制作現場の方がずっと面白い。という点だ」というのは本当だ。
プロデューサー氏、並びに脚本家氏が、やや困った顔で現れた。なにが困っているかは考えるまでもない。両氏は僕の貼り付けた音楽により、映画が良くなったと判断したが、監督がしていない。もちろん監督はジェントルで、ヒステリックに否定したりはしていないが、別の撮影で東京におらず。なので直接話せず、音楽の微調整リクエストシートを送り、プロデューサー氏が代読する、という形になった。
音楽と映像の関係性、その通りだと日々実感します。音と映像の関係でも深いのに、音楽と映像となると。
例えば、In the mood for loveは未だにこちらのチャートでは万年視聴数トップなのですが、あれがラテンで一番受けているという事実に驚きつつ深く納得もします。アジア人の地位が少しでも向上しているのに貢献してくれているのも、たまーに実感します。(一番はKpop&Kドラマ)
先日の撮影でのことです、
立ち入り禁止の荒野で撮影していました。
すると、突然、日焼けした親父がサボテンの陰から現れました。
ぎょっとする一行。こちらは女性ばかりの布陣です。
「ここ、オレ達、一応土地の所有者から撮影の許可もらってて、これから撮影すんだけど」
「おれの羊しらねーか?」
「え?」
「おれの羊が4匹たりねーんだ」
「え、羊?」
周りはサボテンだらけの荒野。羊がサボテン食うとも思えないけどな。
おやじは、羊のことが気になって仕方ない様子。でも、オレ達の撮影を覗いてからどっか行きました。風のように。
気になったぼくは、プロデューサーに聞いてみました。
「あの、「羊」って、なんかの隠語かな?クスリ系?
「聞いたことないけど、でも、一応気をつけた方がいいかも」
「だよな」
その後、さらに奥地で撮影し、無事に終了。日も暮れかかってます。
すると、その終わりを見計らったかのように親父が現れました。
なんと盗んできたであろう自転車に乗っています。手には、バストン。
「あんたち、おれの羊知ってるだろ?」
「え、いや、知らないって」
「5匹いねーんだ」
「(さっきから増えてんのかよ)いや、知らない」
「もういい」
と言っておやじはその後奥地に消えていきました。その後、羊は一匹も見なかったのですが、迷子になっている牛の群れに遭遇しました。
土地の所有者にそのことを話したら、苦笑してから言いました。
「そんな奴知らない」
日本にいなくてほぼ唯一悔しいことは菊地さんのライブに行けないことですね。スタンディング・ぺぺ、当地でやるときも是非スタンディングでお願いします。
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