• このエントリーをはてなブックマークに追加

cantaromanさん のコメント

コロナ以前、まだ新音楽制作工房の名前がなかった頃のクラブゼロのイベントに行った際に、江守徹だと思う人の声をサンプリングしたビートに合わせてサックスを吹く人が出て来て、なんだこりゃ面白え、と思った人が田中さんなんですね。その日の最後に菊地さんが「この人は初期のロックンローラーみたいです。」と言って紹介されていた人、ハモダさんという名前だったと記憶していますが、新音楽のカタログには見当たらない?オリジナルロックンロール好きとしては期待していたんですが。オリジナルロックンロールで連想しましたがエルヴィスファンとしてはフェイムとプライズというよりはフェイムアンドフォーチュンと言いたいところです。
No.9
24ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 12月に入った。例年になく長かった今年ももう1ヶ月を切ったが、元日までは波乗りと一緒だ。今日、東京は急激に寒さを増し雨が降った。アレッサンドロ・ミケーレがグッチを退任。    1980年代なら、むしろパーティー日和だ。クラブカルチャー全盛期よりも少しだけ前の、初期ヤッピーのパリピ文化。彼らは雨や寒さなど気にしなかった。毛皮とプラスティックがマテリアルの服を纏い、ポップグループやリップリグ&パニックで、あるいはマイケルジャクソンで踊る。    タクシーに乗ってシートベルトを刀を抜くように、大きく引っ張ってロックする。「青山通りの、行列ができるドーナツ屋の前。で分かります?」と笑いながら聞くと、異様に恐縮した感じで「すみません住所を、、、、」と言われた。「ですよね笑」    ドーナツ屋さえ行列はなく、青山はブルーヴェルヴェットだった。加齢のせいで、角膜がおかしくなったのかも知れない。クラブゼロの階段を降りるともう新音楽制作工房の藤井くんが先に入っていて、かなりパセティックな歌モノでサウンドチェックをしている。彼がまだ DAW 初心者だった頃とは別人である。  人が育つというのは恐ろしいほどだ。無邪気で乱暴で、何も知らないでいられる時期は短い。それは巷間「短い」とされる人生より短いのだ。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。