菊地成孔さん のコメント
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今年のクリスマスの夜、僕と山下洋輔は、ステージで一言も言葉を交わさなかったし、目線さえ一度も合わせなかった。その方が音がよく聞こえるからだ。そして今年のクリスマスイヴの夜は、いつものように大友とリミッターを外し(彼は自分からは決して外さないので、僕が外すのを毎年待っている)、大いに語り合った。しかし、演奏が始まれば、言葉も視線も交わさなくなってしまう。
大友良英とも山下洋輔とも、実の所したことは同じだ。それは調性という堅牢な社会と、無調という危険極まりないゾーンとを往復することで、要するにボーダーラインを跨ぎ続ける。小学生の頃に、休み時間女子がスカートをたごめてゴム跳びに興じていた。あのステップが音楽には必要だ。ある意味、ボクシングのフットワークと同等に。
ゴム跳びもボクシングもそうなのだが、開始し、ゲームに参加したら抜けられない(休憩はある)スキルは個人的に成長したり停滞したり、落ちたりするものだが、「1年ぶりに会った。その、今日のスキル」は、ゲームが始まらないとわからない。
あけましておめでとうございます!正月クレージーは最高ですね。僕は正月コロンボになっちゃいましたが笑、また戻るでしょう。
ご機嫌でいることは、ネガティヴを全部捨て去ることではありません。特に怒りは、ご機嫌でいる際に、非常に大切です。怒りと妬みと屈辱と恐怖と呪いの区別ができない人々が世間にあふれています。怒りだけはネガティヴではないと知ることも重要ですね!植木等の内部にも大いなる怒りや煩悶があってこその無責任ですよ笑、ただし、それを見せてはいけませんが。抱いたものは全部見せるか、抱いたものは全部見せられない人も増えています。見せる見せないのコントロールも健康には重要です。ご機嫌で行きましょう!笑
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