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高木 裕介さん のコメント

菊地さん、フジロックお疲れ様でした!
友人2人とQ/N/K観ました。ラディカルズTシャツ着てど真ん中で陣取り、時間の都合で途中までしか居られませんでしたが、ヤッバかったです!「国境線」聴けて最高でした。以前のラジオデイズで、今年のフジにはぺぺでエントリーしたかったと仰っておりましたが、是非来年は実現される事を願っております。必ず行きます!
No.5
17ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「フジロック2023(1)」   <翌々日>    体重計に乗ったら、4キロ落ちていた。おおう。27時間も寝たのに。    全裸になって鏡を見る。脇腹の皮下脂肪が、アイスクリームがスプーンですくわれたようにこそげ落ちている。左右で1・5キロずつ。横隔膜の急激で激しい運動と身体を捻る運動が多かったのだ。あとは全体に1キロ分燃焼したのだろう。1キロのバターを全身にくまなく塗ったところを想像して欲しい。それが1日で溶け落ちたのだ。    どうせこれはすぐ元に戻る。それよりも、24時間以上寝たので、筋肉の弛緩が心地良いと共に、何日で絞り直せるか、慌てて手帳を開いたが何も見えない。「え?色覚に何か?」と思いかけるも、単に老眼鏡をしていなかっただけだ。「うっははははははは」と声に出して笑い、メガネを探すと、滅多にないことだが、枕元にあった。かけたまま寝たのであろう。    全身を見る。僕は18歳の時に95キログラム以上あり、それから身長が伸びていないので、身体の各所に「余った皮膚」がある。ピロートークが弾んだベッドの上では、その時の恋人がそれを摘んで引っ張り上げ、微笑みながら「これ可愛いね」と言ってから口に含んだりした。恋はどんなグロテスクなものでも可愛く見せる、極限値の幻覚体験だ。    僕は1人でいる時、大体喋っている。いわゆる「独り言」ではなく、「今、考えていること」の実況だけれども。    「いやあ、これは流石に、惨めな老人の肉体だな。5~60代だとすると、絵画でしかちゃんと見たことねえから、実際色んな老人がどんな身体なのかわからん。トム・クルーズしかわからん。やべえよなサイエントロジー。。。。。ああ無事に済んだからよかったけど、奇しくもリリパまで丁度1ヶ月かあ」  
ビュロ菊だより
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