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虎山さん のコメント

 人の心配をする暇があったらテメーの心配をしてろ。というのは昭和や平成の初期にあったタームだと記憶しております、それでもどうぞ、ご自愛ください。

 菊地さんの身に起こったここ一連の御病気やお怪我を一連のものとしてみることもできますが、僕には2連というか二方面からきたものとしか思えてなりません(戦争の攻め方のアレ、あるいは二カ国から攻めらていると言いますか)。

 二方面の1つは御病気の方で、もう1つはお怪我の方です。後者の方は歯の治療から始まっている……つまりサキソフォンを吹けなくなられた事から始まっていると感じます。というのも今回のお怪我がまさにそれで、端的に書きますが、いままで痛めつけられていた背骨周りが元気になりすぎた結果の事故だと思います。テナーサキソフォンそして菊地さんが先日まで所有されていたヤナギサワのシルバーのソプラノサキソフォンの重さを考えれば、身体の、特に歯から首、背ねぼと腰への負担は大きいのは確実であり、菊地さんがボディのメンテナンスをなされていることは存じ上げておりますが、それでも継続的なダメージが肉体にあったであろうことは想像に難しくありません。

 サキソフォンを吹けなくなったことでそれから解き放たれたそいつらが笑、元気になりまくった結果のものだと感じます。菊地さんは口内炎で政治を~と仰っていた覚えがありますが、これらも政治だと思います。押さえつけられていた奴らが解放され元気になり、故に全体のバランスが崩れて、転倒を起こし、自らが折られてしまう。これほど政治的なことはなかなかに無いと思います。

 エセ整体のようになってしまいたが……これで今回の出来事(二方面作戦、への防衛)は終わりだと感じております。コケて亡くなる。といえば菊地さんは以前、谷啓さんがご自宅でお亡くなりになられた際に「谷さんはコメディアンとして、コケる練習をしていて亡くなったのだ」という旨の文章を書かれたと覚えがあります。コケても亡くならないというのは、菊地さんがミュージシャンであられるからだと思います。故にここから新たなシーンが始まる(もちろんご治療をされている中でもご活躍されていた訳ですが)と感じております。

 壊死性リンパ結節炎が再発された際に「ラスボスが来た」と仰っていたと思うのですが、その発言をラジオデイズで拝聴していた時に僕は全くそう思えませんでした。ファンの直観として「あぁ絶対に続きがある」と感じたのです。しかしですが、今回の日記を拝読して(続く様々な出来事(一連or二方面)も)「あぁこれが最後だな」とスンナリと感じました。

 御加療、面白くも(通院のことが書かれている記事も毎回面白いです笑)大変なことも多いと思いますが、どうかご自愛ください!
No.9
10ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 菊地成孔です!今回はラジオデイズと同時中継なので、必ず併せてお楽しみください!!  *↓    これが去る16日に書きかけたもの      仕事をどのぐらいセーヴして、きちんとリハビリが出来るかトライしないと動いていかない。こないだの日仏でのバンクシアトリオとの演奏がでヘットヘトになってしまったので(やや愕然とした。腹筋が演奏中に攣って「痛い痛い痛い!お腹が痛いです!」と思いながら吹いていたのだが笑、概ね好評でびっくりした)、ロングトーン以前に、「まずは立って楽器を持つ(30分)」ことからやり直さないといけない。何も持たないで立つのと、楽器を持って立つのは結構な違いだ。重量挙げの選手の事を一瞬でも想起したら気絶しそうだ。    幸い、次の演奏機会は、年末のピットイン3デイズまでない。しばらくはリハビリ日記になるかもしれない。僕は2002~3年に「 SWIM 」というブログで、精神分析治療日記をつけていた。小学館の村井さんから書籍化の話があり、分析医からも了承を得て、1ゲラまで行ったのだが、どうしても乗り切れずに、謝って辞退してしまった。悪い意味で、だが、神懸かり過ぎていたからだ。それを言ったら、音楽作品である「アイアンマウンテン報告」も同様なのだが、音楽はどんなに神懸かっていても全く良いのである。自分一人ではないので。    8~10月のあいだ、壊死性リンパ結節炎(途中、悪性リンパ腫の疑いで生検手術までしたのが、なんというか懐かしいですなあ。首筋の傷はまだ残っているが)によって発熱中にもやり続けてしまった(医者には固く禁じられていたのだが)仕事にペン大がある。風邪ではないので(というか感染症ではないので)熱さましを飲みながら、あるいは平熱状態でやった。    理論科は2クラスあって(月曜理論科と土曜理論科)、今は楽曲分析のシーズンである。楽曲は、生徒さんからのリクエストで決まるのだが、月曜は「パースペクティヴ(坂本龍一)」「ワーキンハード(藤井風)」「波の歌( OMSB )」、土曜は「波の数だけなんとかかんとか(大友っちが作った奴)」「バタフライズ(マイケルジャクソン)」「 Thinkin ’(ルイスコール)」で(「波の数だけなんとかかんとか(大友っちが作った奴)」って、分析までする必要、ある?という分析家の方もいらっしゃるであろう。結果としては、えーっと、無かったが笑)、これから月と金を入れ替える。    今、当チャンネルのエデュケーションコンテンツは「ゼロ文」が止まっているが、あれの先は65年からのマイルスしか無いので、あと1~2ヶ月はあれに興味がある会員の皆さんにモーダリティ理解が行き渡るのを待っても遅くはない(ものすごく難しいので)。それより、「ポップアナリーゼ」を初~中等として再開し、トーナリティの中にモーダルなコードが入っているもの、例えば上述の6曲中だとマイケ     * ↓   これが本日たった今書き始めたもの    
ビュロ菊だより
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