菊地成孔です!今回はラジオデイズと同時中継なので、必ず併せてお楽しみください!!

 *↓   これが去る16日に書きかけたもの 

 

 仕事をどのぐらいセーヴして、きちんとリハビリが出来るかトライしないと動いていかない。こないだの日仏でのバンクシアトリオとの演奏がでヘットヘトになってしまったので(やや愕然とした。腹筋が演奏中に攣って「痛い痛い痛い!お腹が痛いです!」と思いながら吹いていたのだが笑、概ね好評でびっくりした)、ロングトーン以前に、「まずは立って楽器を持つ(30分)」ことからやり直さないといけない。何も持たないで立つのと、楽器を持って立つのは結構な違いだ。重量挙げの選手の事を一瞬でも想起したら気絶しそうだ。

 

 幸い、次の演奏機会は、年末のピットイン3デイズまでない。しばらくはリハビリ日記になるかもしれない。僕は2002~3年に「SWIM」というブログで、精神分析治療日記をつけていた。小学館の村井さんから書籍化の話があり、分析医からも了承を得て、1ゲラまで行ったのだが、どうしても乗り切れずに、謝って辞退してしまった。悪い意味で、だが、神懸かり過ぎていたからだ。それを言ったら、音楽作品である「アイアンマウンテン報告」も同様なのだが、音楽はどんなに神懸かっていても全く良いのである。自分一人ではないので。

 

 8~10月のあいだ、壊死性リンパ結節炎(途中、悪性リンパ腫の疑いで生検手術までしたのが、なんというか懐かしいですなあ。首筋の傷はまだ残っているが)によって発熱中にもやり続けてしまった(医者には固く禁じられていたのだが)仕事にペン大がある。風邪ではないので(というか感染症ではないので)熱さましを飲みながら、あるいは平熱状態でやった。

 

 理論科は2クラスあって(月曜理論科と土曜理論科)、今は楽曲分析のシーズンである。楽曲は、生徒さんからのリクエストで決まるのだが、月曜は「パースペクティヴ(坂本龍一)」「ワーキンハード(藤井風)」「波の歌(OMSB)」、土曜は「波の数だけなんとかかんとか(大友っちが作った奴)」「バタフライズ(マイケルジャクソン)」「Thinkin’(ルイスコール)」で(「波の数だけなんとかかんとか(大友っちが作った奴)」って、分析までする必要、ある?という分析家の方もいらっしゃるであろう。結果としては、えーっと、無かったが笑)、これから月と金を入れ替える。

 

 今、当チャンネルのエデュケーションコンテンツは「ゼロ文」が止まっているが、あれの先は65年からのマイルスしか無いので、あと1~2ヶ月はあれに興味がある会員の皆さんにモーダリティ理解が行き渡るのを待っても遅くはない(ものすごく難しいので)。それより、「ポップアナリーゼ」を初~中等として再開し、トーナリティの中にモーダルなコードが入っているもの、例えば上述の6曲中だとマイケ

 

  * ↓  これが本日たった今書き始めたもの