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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>5

 ラップジーニアスというヒップホップの有名な研究サイトは(韻の数を厳密に集計したりしています笑)、詰まるところシェイクスピアに行きますね。ご指摘の通り、ムードインディゴの作詞はバーニービガードです。クラシックは歌詞を気にしないし(それでいいんですが)、ポップスによしんば興味があっても洋楽なんで(クラシックに「J-クラシック=作曲」は、外道としてしか無いので)、とにかく安井かづみも森浩美も阿久悠もエレファントカシマシもないと思うんですよ。ある意味で凄いですよ笑。

 今、僕と言わず誰と言わず、歌詞集が本として出版される人なんていないですから(デジタルですぐにできちゃいますよね)つまらん時代になりましたよね。桑田佳祐の「たかが歌詞じゃねえかこんなもん」は、ボロボロになるまで読みましたし、自分で作った(デジタルファイルですが)歌詞集はいっぱいあります。CKB(AKBじゃ無いですよ)や氣志團のもあるんだから笑。
No.6
2ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「険しい丘を登るのには、最初にゆっくり歩くことが必要である」   こんな、↑ 百里の道も一歩から的な、ほんとバッカみたいな言葉を、死んだ後も金言ぐらいの扱いにされて困っている偉人が誰か?   1)デール・カーネギー 2)ナポレオン・ボナパルト 3)サー・ウィンストン・チャーチル 4)ダライ・ラマ(当世)   正解はウィリアム・シェイクスピアである。シェイクスピアは無茶苦茶偉大だ。僕が一番好きなのは「ジュリアス・シーザー」だけど、一作残らずみんなすごい。「恋のから騒ぎ」ですらかなりすごい。そして、明石家さんまの「恋のから騒ぎ」に、未だにケイトブッシュの「嵐が丘」を使い続けているスタッフはトラスト&リスペクトでしょう。すげえんだからケイトブッシュ。「嵐が丘」読んですぐこの曲できたんだよ。しかも10代の時!!   言うまでもないが、僕がぺぺの「嵐が丘」を「嵐が丘」と言うタイトルにした理由は2つで(だいたい、大切な理由というものは2つあるものだーーーウィリアム・シェイクスピア)、一つは、このケイトブッシュのセンス、そしてもう一つは小説の神様、水村美苗先生が、夏目漱石の「明暗」の続編を勝手に書いた「續明暗」、そしてかえす刀でブロンテの嵐が丘の日本版を書いて「本格小説」という題名にしたことである。まあ、わかんないだろうな。良いよ。別に。いやほんとほんと。  
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