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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>11

 僕その、該当作品は、想像もつかないんで笑、想像つかないままアンサーしますが、麻薬取締法と銃刀法に関しては2社がバランスしていると思いますね。あくまでフロイド的に言えば、銃には性別があります(男性です)が、麻薬には性別がなく、銃を女子が持つ、という一種の逆説は、銃刀法の無効化というより、パロディ、というか、倒錯でしょうね。ペニスバンドみたいなものから、意味を脱していないと思います(だから悪いという話では全くありません。峰不二子の銃撃はペニスバンドですよね。あれ以上の表現ってあるのかな?と思ってしまいます。。。。あ、そうか、その漫画作品が「そう」なのかもしれませんね笑)

 ado氏の「うっせえわ」というのは、僕はパンクの成れの果てだと思っていて、というのは、実のところ、「うっせえわ」という、広瀬香美ですら喜んでカヴァーできるあそこにはワールドスタンダード感がありますが(「イエー」と同じぐらいだと思いますほとんど)、あのうたのオチというかエクスキューズというか「そっちが思っているよりも社会的でコミュニュケーションんだってできるんだ」という部分のが、最大強度を感じるからなんですが(こっちは「だから悪い」例ですけど)。

 僕は、銃重宝に関するプロパガンダという意味では、「血を禁ずる」ことだと思いますね。コロンボ本の後書きは「サイレンサーと口径変換器とは何だったのか?」というタイトルですが、テレビや映画コードでの中欠表現の禁止=射殺しても斬殺しても血は出ない。という刷り込みに関するものです。

 いけざささんを夏樹さんと言ってしまうのは、紛う方なきフロイディアンスリップで笑、書いていてもどっちかわからなくなるんですよね(主観では統一しているんですが笑)。僕は、「私はファザコンです」という堂々とされている方」に弱く(=「魅了されやすい」の意味ではなく、逆です)、アップアップしてしまうんですが(類家くんの娘さんとか笑、コシミハルさんとか笑)池澤春菜さんにはアップアップしてしまいました笑。それは彼女が色々と「闘っている」からなんですが、何か社会的な敵のようなもんと闘うしかなく闘っているのではなく、闘かうことによってインセストブーの代替になっているようにしか(僕には)見えないからですが。
No.13
4週間前
このコメントは以下の記事についています
  夢グループが、前番組、前々番組も含めると、気がつけばもう10年以上になるテレビ番組( BS 朝日)があって、毎回見ている テレビ番組( BS 朝日)があって、毎回見ている。「人生、歌がある」というタイトルで、まあ、改めていうまでもないが、ベタなタイトルである。この4月からは、司会が吉育三と岡田美里(ファンファンの娘で、元・マチャアキの嫁)になり、完全に安定した。    夢グループのことも、ましてや、この番組のことを、「正しく」説明するのは、僕には無理だ。いま、説明が一番難しいものになってしまった。これを20世紀的なキャンプの果てとするか21世紀的なニューシングとするか、もう既に、前者はマツコ・有吉でも取り上げられまくっているし、なんと我が故郷の銚子電鉄(廃線になるなる詐欺と言われて30年ぐらい経つ。僕も、デビューしてからほぼ毎年、イベントの依頼が来るが=全てが「セーヴ・ザ・銚電」なのだけれども)とさえ夢グループはコラボしている。    20世紀サブカルの知性の最高値を持ってしても、夢グループの説明は難しい。不確定性原理の説明が難しいような難易度ではない。そこに映るものは、50代以上の日本人なら誰でも知っているような有名物の残骸ばかりで、僕も、初見の時は残骸の集積にしか見えなかった。    なのだけれども、それがそうでないことはすぐにわかった。その時の、途方に暮れ方はハンパなかった。自分の説明能力を過信していたのだ。何だって的確に説明できる。オレが説明して意味不明というやつは救いようがないバカだ。ということで、60年近く生きてきてしまったし、未だに、夢グループと、「人生、歌がある」に関して以外ならば、そのことに揺るぎはない。  
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