菊地成孔さん のコメント
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10月26日(土曜)
モダンジャズ・ディスコティーク当日でした。ハロウィン(二丁目はご覧の通りです)にも、台風情報(結局関東には被害無し=明日の夜電波は無し。ヘタすると来週もなし)にも負けず、 3 でイズにも負けずにいらっしゃった、リアルガチ( © 出川哲朗)モダンジャズディスコティークラヴァーの皆様、有り難うございました。ゴールド会員さんと看做しております。
いやあ詳しい内容には触れられないんですが、ゴ−ルド会員の皆様へ。濱瀬先生のプレイリストは当欄ではなく、「第三インター」にのみアップしますんで、そちらをご覧下さい。まあ、ふふふふふ。ワタシは CD-R 貰いましたけどね。終わった後、は師曰く「いやあ、あれだって氷山の一角なんだよ〜。キリないね DJ って」。 DJ としてはパイセンですので「そうだよ濱瀬くんキミ〜」と言っておきました(まさか信じないよね?)。
菊地 DJ はかーなーりー珍しく DCPRG とジャズドミュニスターズを途中でメインにプレイしまくり、つまりワタシは基本的に自分作品はあまりプレイしないんですが、今回はどかーんと使い倒しまして、というのは、クラブ用のラージで再生する事が少なく(出来上がってからは、製作中は何度もラージでチェックしますが、楽しんでいる感じではないので)、こないだひょんな事から試しにラージで再生したら「思っていたより遥かにすげく良いじゃん。 DJ の時に使えるわ」と、今更ながら思ったんですね( DCPRG はライブのイメージがあるんで、アルバムが DJ に使えるというコンセプト自体が無かったですね)。なんか「悪く言われると、悪くないのに悪いと思っちゃう」という現象を「アホか(笑)」と思って見ていたんですが、インパルス!の二枚は超絶カッチョ良いですね。中山先生と松尾先生にヤラれてしまいました(笑)。あれを貶すなんて、つまらない自尊心に追いつめられ過ぎね可哀想に(笑)。これからはいままで以上に批評に耳を貸さないようにします。批評は重要ですが、「愛のある、音楽家を伸ばす為の批評」っていうのは、昔は結構あったんですが、今はもう無いです。若い人はみんなエゴサーチで自信を失い、恐怖に負けてしまい、自滅してしまいます。絵に描いたような共倒れですよ。「みんなでダメになろう」。こっわー。
最近 DCPRG って高見元 P のセンスで野音でばっかやってますが、野音って基本的にロック場、つまり、客の使用可能面積がかなり狭いので、ロック=日本人にすげく向いてるけれども、ダンス場ではないですよね。次のリキッドと大阪はダンス場で踊り倒せるので、その点だけでもかなり良いと思いますね。 PV にある通り、新曲そして新サポートメンバーが生じまして、こーれーがー小田朋美さんです。「ポップアナリーゼ」を観ると出てきますよ!「鷹の爪の吉田君にそっくり」と言われている人です。 PV にある通り、新曲もやっちゃいますし、そろそろ「ヘイジョー」「ホーチミン市のミラーボール」「構造5」に着手する時かもしれないですね(しないかもしんないけど)。
いやいやいやいや。お二方ともさすがに極小粒ではないですが(笑)、少なくとも「良識者として苦言を呈する」「音楽家は痛い所を突かれ、嫌がるが、結果伸びる」という、比較的良いリレーション、が切れてしまってからの人ですよね。ワタシはよく「私怨やトラウマや欲求不満や劣等感等々の払拭の為に批評を書くのは良くない(迫力があって、取るに足りぬと片付けられない所もあるので→特に若くてハートがタフではない音楽家)」として、SNS等々を仮想的として悪視しますが、勿論先駆は、書籍であり、雑誌であり、記名の、プロの批評家から始まっている事は確かです。
ただ、困った事に、そういう事を(匿名で、絶対安全圏からやるテロリスト=卑怯者。としてではなく)記名で堂々とやる人々には、天然みたいな可愛げがあって(笑)、直接会うと良い気分になるんですよね。ただ、クリエーターが警戒心や自負心を無駄に持ってしまう様に循環するのは、鑑賞者の首も締める結果に成ると思うんですよね。でも、いちばんおとなしいのは日本人ですよ。ワタシ。ちょっと読み書き出来るから韓国、フランス、英語圏のSNSとか雑誌記事を読みますね。
人殺しですよ(笑)。韓国なんて自殺に追い込んだ後に勝利宣言したりするので(韓国へのヘイとスピーチではないですよ。再び困った事に、エンターテインメントは自滅してないですもの韓国もアメリカも。日本は「生温い」のかも?とすら思いますね・笑)。
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