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イギリスでメンタルヘルスの啓蒙を行うNPO・MQ Mental Healthは、さまざまな医療分野の中でトップレベルに研究費用が少ないと言われているメンタルヘルスの研究用資金を募ったCM「Underfunding(資金不足)」を公開し、検索エンジンのUIを模した画面を中心に、研究を取り巻く劣悪な環境を紹介しました。
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冒頭、シンプルな検索エンジン風の画面で「資金不足」という単語が検索されると、本来の言葉の意味ではなく、メンタルヘルスの研究者を取り巻く環境について述べた説明文が次々と表示されていきます。「850万人もの人々が適切な治療を受けられずにいる理由」や「未だに精神疾病に関する正しい知識が知られていない理由」、「双極性障害の診断結果を得るために10年もの月日を費やす必要がある理由」など、研究資金が足りていないゆえに診断に時間がかかってしまったり、適切な治療を受けられなかったりする厳しい状況が映し出されます。
「理由なんていくらでもあるのに、資金だけはこれっぽっちもない。あなたの力でメンタルヘルスに苦しむ人々を救うことができます」というフレーズで幕を下ろす動画は、金銭的な理由から停滞しがちな研究分野において、一般人からの支援を受けることで1人でも多くの人を助けたいというメッセージをストレートに訴求しました。
同時に公開されたOOHでも、同様のメッセージを動画と同じくシンプルな構成で見せることで事の重大さを描いています。
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