新しく発売される商品は華々しいデビューを飾るものの、その商品がいつしか終売になる時はひっそりと消えていく…そんな常識を覆すようなキャンペーンが実施され、終売予定の商品が復活するきっかけになりました。

シリーズ累計販売数1900万個を超えるオールインワンジェル「SIMIUS(シミウス)」を販売するメビウス製薬が実施したキャンペーンの名はズバリ「救出大作戦」! 総額2万円相当の終売候補商品が入った「救出大作戦KIT」を配布し、実際に商品を体感してもらった声を集め、商品存続の可否を問うというものです。イベントでの先着配布、Web応募での抽選送付を合わせて参加したのは実に10,000人にもなりました。参加者からの声を受けて、終売の危機から救出されたアイテムは販売が継続、またはより良い商品に生まれ変わります。Webアンケートの結果から「救出すべき」の声がいちばん多かった「 Sモイストクレンジングジェル(なめらかタイプ)」の販売継続が決定し、他商品についても検討中とのこと。予想以上の反応がアンケートからもたらされ、このままでは廃棄されてしまう可能性の高かった終売候補商品たちが、このキャンペーンによって無駄にならないという企画の内容自体にも好感を持ったユーザーが多かったようです。

単に終売候補商品の継続や改善に繋がるだけでなく、話題に上ることの増えた化粧品業界の抱える在庫廃棄問題「コスメロス」にも配慮された企画となっているところがユーザー参加を後押ししました。実際の商品を使用してもらうことで新しいユーザー獲得にも繋がり、さらに環境問題と向き合う企業の姿勢を示すこともできる、まさにお手本にしたい逆転の発想が冴えわたった施策ではないでしょうか。

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