“The Endangered Typeface(絶滅危惧種のフォント)”というわかりやすいタイトルがつけられた施策は、専用のWebサイトで寄付を行えばフォントをダウンロードできる仕組みです。事実上フォントを購入しているのと同じで、代金はすべてWWFの活動資金へと充てられることになります。
チーターやボノボをはじめとした絶滅危惧種の頭文字を取ったフォントは絶滅が近づけば近づくほど文字がかすんでいくようにできており、その緊急度合いがデザイン上で表現されています。“まだ何万頭も個体がいる”と捉えるのか“もう数万頭しか個体がいない”と捉えるのか、その受け取り方によって生物の運命そのものが変わってしまう状態にまで来ており、1人でも多くの人の協力が必要であるというメッセージを印象的な手法で描くことに表現しました。