服はかさばるし、風は冷たく地面は滑る……冬のおでかけは他の季節と比べて億劫であると感じる人は少なくないでしょう。アウトドアアパレルブランドのColumbiaは、そんな面倒ごとをすべて解決することで冬のおでかけが楽しくなってしまう人々の様子を描いたCMを公開しました。多くのアパレルブランドが秋冬の新作の発表を行う中、あえて真冬の描写に特化することで競合他社との差別化を図っています。

“Go Out Anyway(まあいいや、出かけよう)”というタイトルのCMでは、雪降る朝に外出した男性がシェルジャケットをジップアップするシーンで始まります。寒さを物ともしないように歩き、地面に積もって凍り始めた雪を気にも留めずに踊り始めます。長年過酷なアウトドアの環境に耐えうる商品作りをしてきたColumbiaだからこそ、冬の寒さを感じることなく出かけられるラインナップを用意しているとアピールしました。

同企画を担当した広告代理店のCCO・Jason Herkertは「過激なウィンタースポーツの向こう側、すなわち誰もが共感できる冬の光景を描くように意識しました。多くのアウトドアブランドが過酷な環境を通じて自社商品をアピールする中、わたしたちはより楽しく、気分が上がる瞬間を切り取ろうと決めたのです」とコメント。機能性の訴求を追い求めるあまり現実的ではない表現がしばしば見受けられる広告業界において、より多くの人に伝わる描写の重要性を訴えました。

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