静岡県伊東市にある、川奈ホテルゴルフコースは、今年で開場95周年となる川奈ホテルゴルフコース大島コースを記念してクラシックなオープンコンペを開催すると発表しました。

この「大島コース開場95周年記念クラシカルコンペ」では、開場当時使用していたウィッカーバスケット(小枝細工製・籐製のバスケット)のピンをこのイベント限定で使用する予定となっています。

ウィッカーバスケットとは、その名のとおり籐で編んだ篭(かご)を竿先にのせ、ホールに差して使っていたもの。その形が婦人用帽子の留め針に似ていたところから、“ピン”と呼ばれるようになったといいます。その由来は諸説あるものの、篭が旗に代わっても、“ピンフラッグ”という言葉として残り続けています。

今回のコンペでは、そのウィッカーバスケットを使用することで、当時の雰囲気を楽しみながらプレーすることができます。また、当時のゴルフウェアであるニッカポッカなどのレトロな装いで参加すると、参加特典としてプレゼントも用意されています。さらに、コンペのイベントとして№6の吊り橋のかかるショートホールをヒッコリースティックなどのオールドクラブを使用してティーショットする、ワンオンチャレンジイベントも実施される予定となっています。

川奈ホテルゴルフコースといえば、日本の名門中の名門コース。その大島コースが95周年を迎えるにあたり開催するのは、当時のファッションで、コースの一部のアクティビティとして当時のギヤを使ってのゴルフ。名門ゴルフ場主催のコンペながら、ユニークな企画となっています。コロナ禍以降、あらためて人気のゴルフは世代交代も激しいですが、伝統あるゴルフ場ゆえに、当時を思い返すことも重要、というメッセージが聞こえてきそうな施策となっています。

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