このプロジェクトは、はたらく人々に感謝する勤労感謝の日に、世の中にあふれるいつかの名前も知らない誰かの仕事に対する行き場のない感謝を集め、讃え、届けることで、“はたらくWell-being”の実感向上につなげることを新たな文化とする取り組みになっています。X(旧Twitter)上にて「#これ誰にお礼言ったらいいですか」のハッシュタグのもと、世の中にあふれる誰かの仕事に対する行き場のない感謝を集め、その仕事を讃え、届けます。
同社が20代~60代のはたらいている男女を対象に実施した、仕事に対する感謝に関するアンケート調査によると、対象者の内、約87%の人が日常のなかで、誰かの仕事に対して何かしらの感謝の気持ちを感じており、また、そのうち約88%の方がまったく面識のない誰かに対して感謝の気持ちを感じたことがあることがあると回答。一方、まったく面識のない誰かに対して感謝の気持ちを感じたことがある人の約37%の人が、感謝を伝えようと行動できていないことが判明しました。
こうした実態を受け、同社は勤労感謝の日の当日に、日本経済新聞朝刊に本プロジェクトの開始を宣言する新聞広告を掲出。「ショッピングモールで子どもの顔を見ながら食事できる椅子を作った人への感謝」といった、SNS上に散らばる誰かの仕事に対する行き場のない感謝が紹介されました。さらに、感謝を実際に本人まで届ける「お礼代行」アクションを実施し、その様子を記事としてnoteに公開しました。
「ショッピングモールで子どもの顔を見ながら食事できる椅子を作った設計主に感謝を伝えてきた」の記事ではX(旧Twitter)のポストから椅子の設置店舗を見つけ、問い合わせを続けること3社目にしてようやく見つけた制作者の方に直接感謝を伝えに行く様子だけでなく、制作者の方の当時の思いなどにも触れられる記事となっています。本プロジェクトの特設サイトでは、引き続き投稿を募集しており、今後も投稿の中から選定した名仕事を生み出した本人をパーソルが見つけだし、代わりにお礼の気持ちを届けていくということです。
以前、社会的にも大きな注目を集めた「名もなき家事」や、近年話題の「いい人すぎるよ展」などと同様、「そういえば…」と身の回りにあふれる“言われてみればその通りだ”と気づきを与えるコトにスポットライトをあてたこちらのプロジェクト。同社がありたい姿として掲げる「“はたらくWell-being”創造カンパニー」にも通じる、ポジティブな共感を呼びそうです。