60を超える国と地域の地中に今もなお眠っている地雷は日々多くの人々を危険に晒しています。子どもから大人まで、知らず知らずのうちに踏んでしまうだけで命を落としかねない地雷の深刻さを1人でも多くの人に知ってもらうため、さまざまな障害を抱えている人をサポートするNPO・Handicap Internationalは体験型のWebサイトを公開しました。“Real Minesweeper(リアルマインスイーパー)”という直接的なタイトルが付けられたWebサイトは、馴染みのあるゲーム感覚で地雷の危険性を描いています。

Webサイトの公開を告知した動画では、今もなお世界各地に地雷原は実在するというメッセージをおだやかなナレーションで伝えつつ、その被害を受けてしまう人がいることはあってはならないと力強く訴えました。

実際のサイトでは実在する任意の地域を選ぶことで、航空写真を元に作られたマインスイーパー風のゲームを遊ぶことができます。ユーザーはたとえ負けてしまったとしても失うものはありませんが、選択した地域に住んでいる人は深刻な被害に遭ってしまうかもしれないという気づきを与え、最終的にはサイトから地雷撤去のための寄付を行うことができるように設計されています。日頃意識する機会の少ない地雷という存在に強烈なスポットライトを当て、その実情をオブラートに包むことなく表現することで紛争地帯の残酷な現状を浮き彫りにした事例でした。

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