味の素が実施した食実態に関する生活者調査には「毎日同じものを食べている」「好きなものを食べる時間がない」などの声が寄せられました。食への充足感が薄れている生活者に対して食への興味を喚起し、食体験をより豊かにすべく、今回のメディア立ち上げに至ったといいます。
「おいしさの扉」では、真に“おいしい”と感じた食事について、ファッションモデル、フードコラムニスト、エッセイスト、オンライン書店店主、フラワークリエイターとして活躍するアンバサダー5名による様々なエピソードを紹介。食そのものだけでなく、食事をする空間や時間に関するコンテンツを配信していくといいます。
自社商品を使ったレシピサイトを展開する食品メーカーは多いものの、スタイリッシュなデザインのWEBサイトで「食」そのものの魅力を訴えかけるのは珍しい取り組みです。本や花など、食とは一見異なる分野のアンバサダーによる食事体験も載せることで、食事は味わうことに限らず、空間そのものも楽しむ時間だと紹介しています。「食」に対する考え方が変わり、一食一食をもっと大切にしようという思いも生まれそうな事例です。