YOMI International株式会社は、2024年2月15日(木)に日本初の「終活」をテーマにした常設のスナック「めめんともり」を江東区森下にて開業しました。

終活スナックのママを務める代表の村田さんは、日本に海洋散骨を広めたパイオニアでもあります。これまで多くの死をみてきたからこそ、死についてオープンに話せる場が必要だと思い、「死」と「生」について気軽に語り合えるサードプレイスを目指して、今回の開業に至ったといいます。

開業に先立ち、1月末に終了したクラウドファンディングでは、299人の支援者からの熱い支持を受けました。結果、目標達成率181%という大成功を収めたことで、多くの人々が「めめんともり」のコンセプトに共感し、関心を寄せていることが明らかとなりました。

2月4日にクラウドファンディングのリターンとして開催された「メニュー決定会議」では、全国から取り寄せた100種類のご当地缶詰をつまみに終活談義も行われました。

「カラオケないけどカンオケあります」のキャッチフレーズで、店内に常設されている葬送ブランドGRAVE TOKYOのデザイン棺に入る「入棺体験」により、実際にあの世への旅立ちを体験することができます。また、クラウドファンディングで37名の希望者を集めた「一日ママ体験」では、生と死について考え語り合う場を自分で主催することができます。これらの体験を通じて、訪れる人々が自身の終活について考え、オープンに話し合う機会を持てる場として活用されることを目指しています。

2月15日(木)から2月17日(土)までの3日間は、オープニングレセプションを開催。レセプション期間中はクラウドファンディングを通じて集まった支援者の芳名を組み込んだ生花祭壇を店内に設置します。また、プロカメラマンによる遺影撮影会も同時開催予定です。今後もさまざまなイベントやワークショップを定期的に開催し、終活に関する知識や情報の共有、人と人との繋がりを深める場を提供していくとしています。

2025年には年間死亡者数が150万人を超えて高齢多死社会を迎えるといわれています(※1)。その中で相当数が、孤立死、孤独死のおそれがあるともされていて、今後大きな社会問題へと発展する可能性があります。そんな中、日本初の「終活」をテーマにした常設のスナック「めめんともり」の開業は注目したい取り組みです。今後需要の高まりとともに、全国各地でも同様のサードプレイスが開業されていくかもしれません。

・※1参照元:超高齢社会と終末期医療 日本医師会 生命倫理懇談会(平成29年11月 厚生労働省)

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