紫色をブランドカラーとするプレミアムチョコレートのCadburyは、英国王室御用達とされ欧米諸国をはじめ日本国内でも高い知名度を誇っています。そんなCadburyはヨーロッパ市場においてアイスクリームも販売しており、チョコレート同様老若男女から愛されているようです。その人気ぶりを“すぐになくなってしまう”という表現を用いて描いたCMが公開されました。

 

“Guaranteed not to last(長持ちしないことを保証します)”というキャッチコピーで企画された動画は、通常であれば長い賞味期限が設定されており日持ちするはずのアイスクリームを、おいしすぎるあまりすぐになくなってしまう存在として描いています。2種類公開されている動画はいずれもセリフが一切なく、キッチンにある冷凍庫を開けアイスクリームを食べようと思った主人公が空の箱を手にする、というシンプルな構成です。

日本では“冷蔵庫のプリンを誰かに食べられた”という描写が兄弟喧嘩あるあるとして用いられることがありますが、このCMはまさに同じような状況でアイスクリームを食べられてしまった悔しさと落胆を無言で描き切ることに成功しています。日持ちする商品特長をあえて逆手に取り、すぐになくなってしまう存在として自社商品を見せたCMでした。

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