仕事と子育ての両立で毎日へとへと......というイメージからは意外な印象を受けますが、ワーキングマザーはそうでない人よりも心身ともに健康な傾向にあるという調査結果があるそうです。
兄弟サイト「ライフハッカー[日本版]」に紹介されていたのは、オハイオ州のアクロン大学で1978年から1995年まで、2540人の子どもを持つ女性を対象に行われた研究の結果。
それによれば:
出産した後ですぐにフルタイムの仕事に戻った女性は、心身共により健康だということがわかりました。そのような女性は、40歳になってもフットワークが軽く、うつ病になる傾向が少なく、エネルギッシュです。また、次のような共通点も見られます。
○目的や自己効力感(自分はできるという自信)、管理能力があり、自立している。
○何かの専門職として働き、お金を稼いでいる。
とのこと。たしかに仕事をしていると、達成感や自分への自信を持つチャンスが多く訪れるかもしれません。
こちらのデータはちょっと古いものなので、現在と事情が違うのでは? という感じもしますが、2013年3月に働く女性向け情報サイト「わたしみがき」が行った、全国の12歳以下の子供を持つ30~40代の有職女性を対象にした調査でも、似たような結果が出ていました。
それによれば、「子供ができる前と比較して、仕事のやり方・効率化が上手になった」と感じている人が8割近くにのぼるそうです。また、「子供が生まれてから家事が上手になった」と感じる人は7割近くに。また「生活の満足度が上がったか?」という問いに「そう思う」と回答した人が85%以上を占めたそうです。
仕事と子育てを両方同時にやることによって、どちらも上手になって満足度の高い毎日を送れるようになる......ということであれば、理想的ですよね。そんなにうまくいくもの? という気もしますが、理想に少しずつ近づいているんだと信じて、今日は疲れた体を休めて、明日もがんばりましょう!
photo by Thinkstock/Getty Images
(文/編集部・吉川)