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ダイエットや体力作りに限らず、日常生活のなかで"ウォーキング"を取り入れている場面は多々あります。このウォーキングのスピードに関して、最近発表された話題の研究データが「Wacoal Body Book」に載っていました。
「アメリカで行われた研究でとても興味深いことがわかりました。約34,000人を21年間追いかけて、膨大なデータを分析した結果、歩行スピードと生存率には深い関係があることが発表されました(The Journal of the American Medical Association 2011より)。歩行スピードが速い人ほど、高齢になっても生存率が高かったのです。」
さらにスピーディな歩行は心臓を鍛える効果があるとも言われています。
「私たちの体には、常に全身に血液が流れていますが、その血液を回すモーター役は、言わずもがな心臓。(中略)エネルギーを多く消費するということは、心臓に戻っていく血液も安静時よりたくさん必要だということ。だとすれば、血液をまわすモーター(心臓)が丈夫じゃないと、多くの血液を戻せないでしょう。逆に言えば、ウォーキング時は、安静時に比べてモーターの活動も盛んになるので、心臓が鍛えられているとも言えるのです。もちろん歩行スピードに関しても、速く歩けば、その分心臓にかかる負荷も大きくなり、心臓に返っていく血液も増えます。結果、ゆっくり歩くよりも心臓は鍛えられます。」
また、心臓にある程度の負荷がかかる速い歩行は、心臓を鍛えるだけではなく血圧を下げる効用もあるそうです。心臓が早く打てば、血液をたくさん回さなくてはならないので、血圧が高くなってしまう。そうなると自浄作用が働いて、心臓自らが血圧を下げるホルモンを出し、このホルモンががんの浸潤や転移の予防になるとも言われているのだとか。
こんなにいいことばかりなら、毎日のちょっとしたウォーキングでさえ早歩きを意識したいですね!
photo by Thinkstock/Getty Images
(文/編集部・寺田)
RSSブログ情報:http://www.cafeglobe.com/2013/05/029992walking.html