後ろ姿や背中は、思った以上に人から見られている箇所です。特に薄着になる夏は、今まで以上に"美しい背中"を心掛けたいところ。
程よい凹凸の肩甲骨が美しい後ろ姿のミソですが、「Wacoal Body Book」によると、肩甲骨は「からだの中でもっとも老化が早く現れる部位」なのだとか! しかもその年齢は「だれでも25歳くらいから衰え始め」るというから唖然......。
無意識のうちに疲れを溜め込んだ肩甲骨は動きが悪くなり、まわりの筋肉が固まってしまいます。からだ全体の動きに関わってくる肩甲骨の動きが鈍くなれば、からだ全体の代謝が落ちることになるという悪循環。逆に、肩甲骨がきれいに動けば代謝もアップし、からだ全体の動きがしなやかになるのだとか。
やわらかく、動きのいい肩甲骨をつくるために、1日数回以下のエクササイズに取り組んでみてください。それは「両腕を後ろに組み、腕(肩の関節)をまわす」。たったこれだけです。オフィスでも簡単に取り入れられますね。
また肩甲骨が歪んでしまう原因には、「サイズの間違った下着選び」も大きな原因の1つなのだとか! 「自分に合わない小さいサイズをつけていると、肩が前に引っ張られ、内側に入った姿勢になりやすいのです。背中の筋肉が張り続けた状態が肩甲骨に大変な負担をかけ、肩こりの原因にもなります」とのこと。
適正サイズの下着は、美しい肩甲骨に欠かせない要素なだけではなく、スタイルアップにも繋がっていきます。「肩甲骨と骨盤はセットで動いている」ため、「肩甲骨がきれいに動けば、骨盤の動きもよくなる」相乗効果をもたらす関係なのです。エクササイズ、自分に合った下着、正しい付け方......猫背や肩こりに悩んでいる方は、一度見直してみるといいかもしれませんね。
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(文/編集部・寺田)