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雨です。
雨の日は外に出るのが億劫なので、自宅でアニメを見たり記事を書いたりします。
GoogleのChromecastを買ったので、dアニメストアのアニメが見放題です。
nasneで録っているものと合わせると、ほとんどのアニメが視聴可能になりました。つくづくありがたい時代だと思います。
『くまみこ』面白い。
ほんとうは晴れているときも怠らず仕事をしなければならないのだろうけれど、つい遊んでしまうんですよね。
さて、先日出た漫画版『無職転生』最新刊を読みました。
原作でいうと第3章、魔大陸に飛ばされたルーデウスとエリスがルイジェルドと出逢って旅を始めるあたりですね。
ここら辺、原作ではいくらか間延びした印象もある展開だったのですが、その処理のうまいこと、うまいこと。適度にショートカットして、さくさくっと話が進みます。
巻末にはシルフィを主役にしたオリジナルの番外編も載っていてお得感ありあり。
この漫画版は素晴らしいクオリティなので、原作既読者にも未読者にもオススメです。このまま行くと全何十巻になるかわからないけれど……。
「小説家になろう」で人気を集めている作品はどれも長いことが特徴ですが、『無職転生』も相当の大長編です。
たぶん、この調子で全巻が書籍化されると、全30巻くらいになるのではないかと思う。
おそらく厳密に構成していけばもう少し短くなるはずなんだけれど、あっちへ行ってみたりこっちへ行ってみたりと脱線をくり返す展開が連載の醍醐味でもあるわけで、一概に否定的に語れるものではないでしょう。じっさい、面白いし。
そもそも、全数十巻などという超大長編小説は、もはや人間がきれいにコントロールし切れる限界を超えていると思うのです。
笠井潔がいっていたことだけれど、人間が厳密に構成し切れる限界はドストエフスキーやトルストイの大長編あたりにあるのではないだろうかと。
『罪と罰』だとか『戦争と平和』のレベルですね。
一般的な厚さの文庫にして5、6冊というあたりでしょうか。
それを超える長さとなると、もはやどこかに「ゆるみ」や「計算外」が出て来る。
でも、それもまた大長編の味なんですよね。
昨日の記事で書きましたが、必ずしもきびしく構成された物語ばかりが優れているというわけではない。
どこかでゆるかったりする物語にも、それなりの面白みがあるものなのです。
文庫にして何十巻というスケールで展開し、読者の支持がある限り無限に長大化しうるとも思える超大長編小説の類を、笠井潔は「大海小説」と呼びました。もはや大河どころではないということでしょう。
「なろう」で連載されている大海小説は数多いわけですが、『無職転生』がそのなかでも最高の人気を誇っていることはご存知の通り。ぼくも素晴らしい作品だと思います。
先述したように、連載というスタイルのため、時々、物語が「ゆるむ」こともあるわけですが、それもまた、楽しみのひとつというべきでしょう。
「なろう」を読んでいて思うのですが、
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