• このエントリーをはてなブックマークに追加

兵頭新児さん のコメント

ぼくがいわゆる「カリスマナンパ師」みたいな人に取材して「モテ本」を作った時、その人物は相手を見下ろすような目つきをして見せ、「これで言葉なんかなくとも女はついてくる」「女はまずやれ。やったらその女は自分に惚れる」と豪語していました。
まあ、その人物が本当にモテる(ナンパに成功する)ところを目撃したことはないのですが、似たような主旨は言わばモテ指南書の「基本」であり、幾分かの真実を含んでいるように思います。

むろん、モテる人間が全て悪人か、となればそれは違うでしょう。
しかし

>「女は顔と金でしか男を選ばない」という考え方は、それじたいあきらかな女性蔑視である。

とおっしゃるけれども、「女がカネで男を選んでいる」のは事実です。
それはもう、統計的にはっきりしているわけです。
個々の女性を見れば善良な人も悪質な人もいる、「リア充男性」にしてもしかりですが、それらみな、全てわかった上でそれでも現代において理不尽な状況が多いことを直感的に見抜いて、「モテを敵視」しているのではないでしょうか。

海燕さんは何を目指していらっしゃるのでしょう。
ネット用語に「シバキ主義」というのがあります。
何のことはない単なる「精神主義」をスラングっぽく言い換えただけの言葉ですが、不況のさなか、個々人の貧しさを「努力が足りん」的に個人へ責任を換言する言説を欺瞞であるとして批判する時、使われることが多い言葉であるように思います。
しかしどうしたことか、話が男女関係になるといきなりこの「シバキ主義」が台頭し、「お前らのミソジニーが悪い」との話になる。
そうした強者目線の言説は、弱者を追い詰める以外の効果はないのではないでしょうか。
No.1
134ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 いつも思うのだが、ネットは歪んだレンズである。ネットを通して世界を見てみると、歪んだ形に見えてしまう。ネットは現実を正確に反映していないのだ。だから、ネットの文章だけを読んで「ああ、やっぱりみんなそう思うんだ!」と納得してしまうと間違えている場合もある。  何が言いたいかというと、ネットにおける「モテ」のイメージって、偏見が混じっているんじゃないだろうかと思うのだ。もちろん、「ネット」とひとことで言っても、じっさいには色々なひとがいるわけで、皆が皆、同じ意見を抱いているわけではないのだが、全体的に見てネットではモテに対する敵意と偏見が見られる気がする。  ネットで語られるモテるひとは、イケメンだったり金持ちだったりし、その美貌や立場を利用して次々と女性を落としては別れているというイメージだと思う。ひとことでいえば「イケメン鬼畜野郎」というあたりになるだろうか。  しかし、よくよく考えてごく常識的に捉えるなら、モテる人はそうでない人よりも魅力的な人柄であることが多いはずだ。女性に優しかったり、言葉遣いが丁寧だったり、公正な性格だったりする割合はモテる人のほうがモテないより人より高いものと思われる。  もちろん、「いいひと」であるだけでモテるなどというつもりはない。女性に対して暴力的な態度を取るのにものすごくモテる奴もたしかにいるだろう。しかし、イケメンであれば、あるいは金持ちであればモテるのだ、という考え方は女性の男を見る目を軽んじている。  彼女たちだってバカではないのだ。ちょっと顔かたちが秀でていても、女性に対して侮蔑的だったり、人間的に卑劣だったりする人物は、それ相応にしかモテないに違いない。  
弱いなら弱いままで。
愛のオタクライター海燕が楽しいサブカル生活を提案するブログ。/1記事2000文字前後、ひと月数十本更新で月額わずか300円+税!