弱いなら弱いままで。
『ソードアート・オンライン』第23話「絆」ネタバレ感想。(1854文字)
さあ、そういうわけで週に一回の『ソードアート・オンライン』の日がやって来ました。まだ一週間しか経っていないのか。そうか。もっと長い時間が過ぎ去ったような気がするよ。ここのところ、ちょっと忙しかったからなあ。
さて、今回は第23話「絆」。前回、アスナを救けるため最終試練〈グランド・クエスト〉に挑み、無残に敗れ去ったキリト(和人)くんと、ついにかれが自分の兄であることを知ってしまったリーファ(直葉)は、現実世界で気まずく「再会」します。
大好きな義理の兄に「二度目の失恋」をし、泣きながら自分の部屋にこもってしまった妹に対し「ゲーム内で待つ」と告げたキリト。そしてリーファはゲーム世界を訪れて友人のレコに励まされ、キリトに現実世界での続きとしての「試合」を申し込むのです。
空を翔けながら戦いあうふたり。決着と見えた瞬間、キリトとリーファは剣をステ抱きあいます。たがいにあえて相手に敗れ去るつもりだったのです。
リーファに謝りながら「まだ自分はほんとうの意味ではあの世界から戻ってきていない」と告げるキリト。現実世界に帰るためにはアスナを救け出すしかないのだと。そんなキリトに向かいリーファは「あたしも手伝う」というのでした。
そしてふたりはふたたび世界樹の〈グランド・クエスト〉へと向かいます。ほとんど攻略不能の難度をもつ最後にして最高の試練。ひとりひとりはさほどの強さではないながら、膨大な数によって絶対無敵と同じ意味をもつ強大な敵たち。
リーファたちの支援を受けながら無数のガーディアンに挑んでゆくキリト。今度もまた敵わないかと見えた瞬間、レコが無謀とも思える突撃を行い、重い〈デスペナルティ〉を伴う闇属性魔法を使って自爆、一瞬の隙を作ります。
そのあいまを縫ってキリトはクエストクリアへ向かいますが、あまりに膨大な数を前にその身体は傷ついてゆくばかり。ところが、そのとき、いままでの冒険でキリトが知りあった〈シルフ〉や〈ケットシー〉たちが表れ、攻撃します。ありえないはずのことがここに起こったのです。
そしてリーファらに助けられながら、ついにキリトは二刀流をもってして回廊を突破します! あたかもかつての〈ソードアート・オンライン〉世界での〈黒の剣士〉キリトのように。そしてキリトはついにクエストをクリアするのでした。
ところが、その果てにキリトがやってきた扉は堅く閉ざされていました。「プレイヤーには絶対に開けられない扉」。このゲームは初めから攻略を拒んでいたのです。しかし、キリトは前回アスナから受け取ったキーを使ってその扉を開けてしまいます。いよいよ最終決戦へ! というところで次回へ。
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